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キャドバリーの米部門に対するLBO、当初計画よりも価格引き下げか

英菓子メーカーのキャドバリー・シュウェ ップスの米飲料部門買収を目指す2つの投資連合は、当初計画よりも低い買収 額を提示する可能性がある。レバレッジド・バイアウト(LBO、買収先の資 産を担保に資金調達する買収)関連で発行される債券の購入に投資家が二の足 を踏んでいるためだ。事情に詳しい関係者4人が25日までに明らかにした。

関係者によると、投資会社で構成するこの2つの連合は、6月前半の段階 でそれぞれ150億ドル(約1兆8100億円)を超える額を提示する態勢だった が、ここに来て130億―140億ドルの提案にする可能性があるという。買収を 目指しているのはTPGとベイン・キャピタル、トーマス・H.リー・パート ナーズから成るグループと、ブラックストーン・グループとコールバーグ・ク ラビス・ロバーツ(KKR)、ライオン・キャピタルで構成する連合。

信用力の低い個人向けのサブプライム住宅ローン市場の危機的状況を背景 に、投資家の間にはLBOの資金調達向けに発行される投資適格級を下回る債 券やローンを遠ざける動きがある。ドイツの自動車メーカー、ダイムラークラ イスラーの米部門クライスラーや薬局チェーンの英アライアンス・ブーツなど 30社余りが、十分な買い手を見つけられず、債務の売却の見直しや断念を余儀 なくされている。

格付け会社フィッチ・レーティングス(ロンドン)のLBO担当ディレク ター、パブロ・マッツィーニ氏は、「LBO関連資産への需要は依然としてあ るだろう」が、「問題は価格設定やそのほかのストラクチャーだ。リスクを取る 意欲が減少しているのに対応し、一部のストラクチャーについて見直しが必要 になるだろう」と指摘した。

キャドバリーの米飲料事業に対する最終的な買収案は、来週中に締め切り となる。同社は8月1日の決算発表時に同事業の競売状況について投資家に説 明するとみられる。

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