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サブプライム問題の影響は「心配すべき重大な理由」-米ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベスター ズ・サービスは、サブプライム(信用力の低い借り手向け)住宅ローンの危機 によるクレジット市場の混乱は「心配すべき重大な理由」を与えているとの見 解を示すとともに、これは「現実を直視」するものであり、システミックリス クを突き付けてはいないと指摘した。

ムーディーズは25日までに発表したリポートで、この混乱を受けてクレジ ットリスクの再評価をする投資家もいる一方で、「潤沢な流動性」を背景に、 より低い価格で資産を買う準備をしている投資家もいると分析。こうした買う 姿勢は、金融システムの完全性に対する全般的な脅威がないことを意味してい ると指摘。また、「現時点でのリスクの再評価は歓迎される」とした。

サブプライム住宅ローンの損失によるクレジット市場の混乱を受け、過去 5週間に世界全体で少なくとも35件の債券やローンの取引が中止または見直し となった。オーストラリアのヘッジファンド、ベーシス・キャピタル・ファン ド・マネジメントは24日、住宅ローン担保証券からの影響を限定するため、米 投資会社ブラックストーン・グループを助言役に起用したと発表した。

ベアー・スターンズのヘッジファンドの破たんを受け、投資家の間では債 務担保証券(CDO)離れが進んでいる。ムーディーズのアナリストらは、投 資家の「不安」は、損失の規模と所在が明らかになるまで持続するだろうと述 べ、それが早期に判明する可能性は低いとの見方を示した。

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