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米ヤフー4-6月期:2.3%減益-グーグルなどに収入奪われる(3)

ポータル(玄関)サイト大手の米ヤフーが 17日発表した4-6月(第2四半期)決算は、前年同期比2.3%減益となった。 インターネット検索市場でライバルのグーグルがリードを広げた上に、新たな ライバルにディスプレー広告収入を奪われたことが響いた。

純利益は1億6060万ドル(1株当たり11セント)となり、前年同期の1 億6430万ドル(同11セント)から減少した。売上高は提携先サイトに支払う 部分を除いたベースで前年同期比11%増の12億4000万ドル。

ヤフーは今年後半の売上高がアナリスト予想の大半を下回る見通しを示し た。検索市場におけるシェア低下の影響で、6四半期連続の減益決算となり、 増収率は2001年以降で最低となった。RBCキャピタル・マーケッツのアナリ スト、ジョーダン・ローハン氏は、「大きな問題がある」と述べ、「今後半年か ら9カ月以内に大改革を実施する必要がある」と指摘した。

同社はグーグルとの差の解消や、マイスペースやフェースブックなどのソ ーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に流れたバナー広告収入の 奪回を図るため、先月、共同創業者のジェリー・ヤン氏を最高経営責任者(C EO)に起用している。

1株利益はブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想平均の11 セントに一致した。売上高もアナリスト予想通りだった。

売上高見通し

ヤフーは7-9月(第3四半期)の純売上高見通しを11億7000万-13 億1000万ドル、通期の売上高見通しを48億9000万-51億9000万ドルとした。 アナリストの事前予想では、第3四半期は12億9000万ドル、通期は51億8000 万ドルと見込まれていた。

ヤフーは17日の米株式市場の通常取引終了後に決算を発表した。これを受 けた時間外取引では一時、ヤフー株は1.16ドル(4.2%)下落した。通常取引 終値は前日比83セント高の27.53ドルだった。

ニールセン・ネットレーティングスによると、ヤフーの検索市場シェアは 5月に21.5%と、前年同月の22.9%から低下した。一方のグーグルのシェアは

56.3%と、前年同月の49.1%から上昇した。

ヤフーは2月、新検索連動広告「パナマ」を導入した。最高財務責任者(C FO)から昇格したスーザン・デッカー社長は17日、パナマの出だしは好調で あり、第2四半期に「実際に財務面で利益」が示されたと説明した。

広告収入

ヤフーは検索連動広告や、バナー広告やビデオ広告などを含むディスプレ ー広告で利益を得ており、これら2種類の広告事業が売上高の約4割を占める。

第2四半期の総広告収入は、7%増加し14億9000万ドル。出会い系サイ トなどの会員サービス収入は12%増の2億1200万ドル。

ジェフリーズのアナリスト、ユーセフ・スクワリ氏によると、ディスプレ ー広告の売上高の伸び率は2006年1-3月(第1四半期)の38%から今年第1 四半期は20%に低下した。デッカー社長はこの日の電話会議で、この伸び率が さらに10%台半ばから前半に落ち込んだと述べ、ヤンCEOなど新経営陣が「ヤ フーを正しい軌道に乗せるために熱心に取り組んでいる」と説明した。

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