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【個別銘柄】北野建、ニコン、岡野バ、東電、石油、丸紅、サンエーI

17日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

北野建設(1866):前営業日比71円(21%)高の408円。新潟地盤の植 木組(1867)はストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)比例配分となる80円 (38%)高の288円で、東証1部で上昇率1位。16日に新潟県中越沖で起きた 大規模地震を受け、04年10月の中越地震時に復興関連として地元建設株が人 気化したことがイメージされた。東証1部の上昇率上位には、建設基礎工事用 の仮設鋼材の販売・賃貸を行う丸紅建材リース(9763)、組立ハウスの日成ビ ルド工業(1916)も並ぶ。肌着メーカーのシルバーオックス(8024)、測量会 社のパスコ(9232)も大幅高。

ニコン(7731):50円(1.4%)高の3710円と3営業日続伸。高級一眼レフ デジタルカメラの販売好調に加え、半導体露光装置も順調に推移、円安による 収益かさ上げも期待されている。半導体世界最大手、米インテルの業績が底を 打ったとの見方が広がったことで、ニコンの受注も中長期的に拡大するとみら れたようだ。

岡野バルブ製造(6492):91円(6.5%)安の1300円と大幅続落。トウア バルブグループ(6466)も一時6.3%安の57万6000円と急反落するなど、原 子力発電関連銘柄が売られた。16日の新潟県中越沖地震で、東京電力の柏崎刈 羽原発が緊急停止した。建物内から微量の放射能を含んだ水が流出していたこ ともわかった。原発関連はこれまで、「相場の柱として盛り上がっていただけ に、水を差す可能性がある」(三菱UFJ証券・山岸永幸投資ストラテジス ト)と警戒された。

東京電力(9501):40円(1.1%)安の3750円。一時2.4%安の3700円 を付けて年初来安値を更新。新潟県中越沖地震の影響で、同社の柏崎刈羽原子 力発電所が緊急停止。甘利明経済産業相は、東電の勝俣恒久社長に安全が確認 されるまで運転再開を見合わせるよう指示したことから、発電能力の不足を補 うための火力発電の燃料費増加などが懸念された。

石油株:軒並み上昇。新日本石油(5001)は19円(1.6%)高の1185円 で終了、一時は2.4%高の1194円と、1991年3月以来の高値を更新した。コ スモ石油(5007)も高い。新潟県中越沖地震によって緊急停止した柏崎刈羽原 子力発電所に関し、安全が確認されるまで運転再開を見合わせることになった。 停止による発電不足を補うために火力発電を増やすことになれば、火力発電所 向けの燃料油販売が増加するとの見方が広がった。

丸紅(8002):38円(3.3%)高の1208円と7連騰。一時3.3%高の1209 円と、1990年1月4日(1190円)以来、約17年半ぶりに上場来高値を更新し た。資源・エネルギー価格の高騰を受けて株価は過去6年半に渡り上昇基調を 保ってきたが、世界景気の拡大がまだ十分反映されていないとの声が出て、買 い圧力が強まった。

日本フイルコン(5942):37円(4.1%)安の868円と急落。プラズマデ ィスプレイ向け電磁波シールドメッシュの販売数量減少と単価下落の影響で、 13日に今期(07年11月期)の連結経常利益予想を従来計画の33億円から前 期比29%減の27億円に下方修正した。業績悪化を嫌気した売りに押され、52 週安値を更新。ドイツ証券は、投資判断「ホールド」を継続。

サンエー・インターナショナル(3605):430円(12%)安の3210円と急 落。先週末に発表した四半期決算で、春夏商品の売れ行きが計画を下回ってい ることが明らかになった。第4四半期(2007年6月-8月)は季節がら利益が 出にくいことから、通期予想が下方修正されるとの懸念が高まった。

海運株:川崎汽船(9107)は66円(4.1%)高の1664円、商船三井 (9104)は47円(2.6%)高の1828円。一時は両銘柄とも52週高値を更新し た。東証業種別海運株指数も年初来高値を更新。第1四半期業績の発表を控え、 各社が収益計画を上方修正するとの見方が強まってきた。海運市況の代表的指 標であるバルチック・ドライ指数は16日時点で6692ポイントと年初来高値圏。

沖電気工業(6703):12円(5.0%)高の251円と大幅続伸。携帯電話な どモバイル機器の所有者を目の色や瞳の形で簡単に認証できるソフトを開発・ 発売した。携帯機器に対するセキュリティー意識が高まる中、同ソフトへの関 心は高いという。

SECカーボン(5304):110円(5%)高の2310円と続伸。一時5.9% 高の2330円と、1985年3月以来、22年4カ月ぶりの高値水準を回復。中国や 中東諸国での鉄鋼生産増大に伴い、電炉用黒鉛電極の市況が上昇している。ア ルミ製錬用の電極材料事業も堅調に推移、高値圏でも収益拡大を期待した向き から買いが入った。

リケン(6462):27円(4.1%)安の625円と4日続落。一時5.8%安の 614円と約4週間ぶりの安値に。新潟県中越沖地震の影響で、同県柏崎市内に ある主力2工場および生産子会社9社がすべて操業を停止しており、業績への 影響が警戒された。同社はピストンリングで国内1位。

サマンサタバサジャパンリミテッド(7829):1万9000円(8.7%)安の 20万円と急反落。一時11%安の19万5000円と、年初来安値を更新。3-5 月期の連結業績は、アパレル部門が新たに加わって売り上げが増加したものの、 グループ戦略に基づく先行投資による人件費がかさみ、利益は2けた減益とな った。業績の先行き不安が広がった格好。同社は女性向けバッグやジュエリー 中心に展開。

島忠(8184):240円(7.5%)高の3430円と大幅続伸。13日に開示され た第3四半期(06年9月-07年5月)業績では、客数の回復で既存店売上高 が順調に伸びていることが明らかになった。会社側の通期予想に対する進ちょ く度は良好で、通期業績の上振れを期待した買いが優勢になった。

東宝(9602):10円(0.4%)安の2340円。14日付の日本経済新聞によ ると、前年同期にヒットした「LIMIT OF LOVE 海猿」の反動で、3-5月期の 連結経常利益は前年同期比52%減になったという。ただ、夏場から秋口にかけ ては「西遊記」など期待度の大きい作品が控え、業績悪化を嫌気する売りは限 られた。

学研(9470):5円(1.5%)高の347円。一時3.8%高の355円まで買わ れ、約1カ月半ぶりの高値を回復。品川区西五反田の「学研第3ビル」を売却 することが決まり、今期(2008年3月期)の連結純利益予想を77%引き上げ た。前回予想は8%の減益だったが、今回の修正で63%の増益に変更されたた め、買い圧力が増した。

サカタのタネ(1377):67円(4.4%)高の1598円と、5営業日ぶりに反 発。前期(2007年5月期)業績不振の主因となったメキシコ向け唐辛子販売の 落ち込みが底打ちするほか、主力のブロッコリー販売の好調が続くなどで今期 (08年5月期)利益は急回復を見込む。見直し買い圧力が強まった。

ベスト電器(8175):20円(2.8%)安の706円。一時5.5%安の686円 と、およそ3カ月ぶりに700円割れ。子会社化した「さくらや」の先行投資負 担を吸収できず、2007年8月中間期の利益予想を前週末に下方修正しており、 収益回復の遅れが懸念された。

オンワード樫山(8016):46円(3%)安の1496円と4日続落。前週末 発表の第1四半期(07年3-5月)業績が減収減益だったことが嫌気された。 「ポロ・ラルフローレン」ブランドを手掛けていた子会社のインパクト二十一 を売却した影響が出たほか、「23区」などの主力ブランドも振るわず、オンワ ード単独の粗利益率が悪化している。

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