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【個別銘柄】北野建、岡野バ、東電、丸紅、海運、サンエーI、リケン

17日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

北野建設(1866):長野県地盤の同社株は23%高の415円まで急騰。新潟 地盤の植木組(1867)はストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)買い気配とな っている。16日に新潟県中越沖で起きた大規模地震を受け、04年10月の中越 地震時に復興関連として地元建設株が人気化したことがイメージされた。当賞 1部の上昇率上位には、組立ハウスの日成ビルド工業(1916)、建設基礎工事 用の仮設鋼材の販売、賃貸を行う丸紅建材リース(9763)なども並ぶ。また、 肌着メーカーのシルバーオックス(8024)、測量会社のパスコ(9232)なども 大幅高。

岡野バルブ製造(6492):一時7.5%安の1287円と大幅続落。トウアバル ブグループ(6466)も4.6%安の58万7000円と急反落するなど、これまで原 子力発電銘柄としてにぎわった銘柄が売られる。16日の新潟県中越沖地震で、 東京電力の柏崎刈羽原発が緊急停止した。建物内から微量の放射能を含んだ水 が流出していたこともわかり、市場でも「これまで相場の柱として盛り上がっ ていただけに、原発停止が水を差す可能性がある」(三菱UFJ証券・山岸永 幸投資ストラテジスト)と警戒された。

東京電力(9501):一時2.4%安の3700円を付けて年初来安値を更新。新 潟県中越沖地震の影響で、同社の柏崎刈羽原子力発電所が緊急停止。甘利明経 済産業相は、東電の勝俣恒久社長に安全が確認されるまで運転再開を見合わせ るよう指示したことから、発電能力の不足を補うための火力発電の燃料費増加 などが懸念された。

丸紅(8002):7連騰で一時3.1%高の1206円と1990年1月4日(1190 円)以来、約17年半ぶりに上場来高値を更新。資源・エネルギー価格の高騰 を受けて株価は過去6年半に渡り上昇基調を保ってきたが、世界景気の高進は 株価に十分反映されていないとの声が出て、買い圧力が強まった。

日本フイルコン(5942):一時5.8%安の853円と急落。プラズマディス プレイ向け電磁波シールドメッシュの販売数量減少、単価安の影響で13日、 今期(07年11月期)の連結経常利益を従来計画の33億円から27億円(前期 比29%減)に下方修正した。業績悪化を嫌気した売りに押され、52週安値を 更新。ドイツ証券は、投資判断「ホールド」を継続。

サンエー・インターナショナル(3605):一時8.5%安の3330円と大幅続 落。先週末に発表した四半期決算で、春夏商品の売れ行きが計画を下回ってい ることが明らかになった。第4四半期(2007年6月-8月)は季節がら利益が 出にくいことから、通期予想が下方修正されるとの懸念が高まった。

海運株:川崎汽船(9107)が一時4.5%高の1670円、商船三井(9104)が

3.1%高の1837円まで上げて52週高値を更新。東証業種別海運株指数も一時

2.8%高まで上げて、年初来高値を付けた。好調が見込まれる海運各社の第1 四半期業績の発表を控え、各社が収益計画を上方修正するとの見方が強まって きた。海運市況の代表的指標であるバルチック・ドライ指数は16日時点で 6692ポイントと年初来高値圏。

沖電気工業(6703):一時6.7%高の255円と大幅続伸。携帯電話などモ バイル機器の所有者を目の色や瞳の形で簡単に認証できるソフトを開発・発売 した。携帯機器に対するセキュリティー意識が高まる中、同ソフトへの関心は 高いという。

SECカーボン(5304):続伸して一時5.9%高の2330円と1985年3月 以来、22年4カ月ぶりの高値水準を回復。中国や中東諸国での鉄鋼生産増大に 伴い、電炉用黒鉛電極の市況が上昇している。アルミ製錬用の電極材料事業も 堅調に推移、高値圏でも収益拡大を期待した向きから買いが入った。

リケン(6462):大幅続落し、一時5.8%安の614円と約4週間ぶりの安 値に。16日に起きた新潟県中越沖地震の影響で、同県柏崎市内にある主力2工 場および生産子会社9社がすべて操業を停止している。今後の業績動向への影 響が警戒された。同社はピストンリングで国内1位。

サマンサタバサジャパンリミテッド(7829):急反落し、一時10%安の 19万7000円と5月21日の年初来安値を更新。2007年3-5月期の連結業績 は、アパレル部門が新たに加わって売り上げが増加したものの、グループ戦略 に基づく先行投資による人件費がかさみ、利益は2けた減益となった。業績の 先行き不安が広がった格好。同社は女性向けバッグやジュエリー中心に展開。

島忠(8184):一時11%高の3540円と大幅続伸。13日に開示された第3 四半期(06年9月-07年5月)業績では、客数の回復で既存店売上高が順調 に伸びていることが明らかになった。会社側の通期予想に対する進ちょく率は 良好で、通期業績の上振れを期待した買いが優勢になった。

東宝(9602):0.6%安の2335円まで下げたが、その後は小幅プラスに浮 上。14日付の日本経済新聞によると、前年同期にヒットした「LIMIT OF LOVE 海猿」の反動で、3-5月期の連結経常利益は前年同期比52%減になったとい う。ただ、夏場から秋口にかけては「西遊記」など期待度の大きい作品が控え、 業績悪化を嫌気する売り圧力は限られた。

学研(9470):一時3.8%高の355円まで買われ、約1カ月半ぶりの高値 を回復。品川区西五反田の「学研第3ビル」を売却することが決まり、今期 (2008年3月期)の連結純利益予想を77%引き上げた。前回予想は8%の減 益だったが、今回の修正で63%の増益に変更されたため、買い圧力が増した。

サカタのタネ(1377):5営業日ぶりに反発し、一時3.4%高の1583円ま で上昇。前期(2007年5月期)の業績不振の主因となったメキシコ向け唐辛子 販売の落ち込みが底打ちするほか、主力のブロッコリー販売の好調が続くなど として今期(08年5月期)利益は急回復を見込む。見直し買い圧力が強まる。

ベスト電器(8175):一時5.5%安の686円と、およそ3カ月ぶりに700 円割れ。子会社化した「さくらや」の先行投資負担を吸収できず、2007年8月 中間期の利益予想を前週末に下方修正しており、今後の収益回復の遅れが懸念 された。

オンワード樫山(8016):4日続落で一時4.6%安の1471円まで売られる。 前週末発表の第1四半期(07年3-5月期)業績が、減収減益だったことが嫌 気された。「ポロ・ラルフローレン」ブランドを手掛けていた子会社のインパ クト二十一を売却した影響が出たほか、「23区」などの主力ブランドも振るわ ず、オンワード単独の粗利益率が悪化している。

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