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【個別銘柄】任天堂、信越化、イビデン、新日鉄、Fリテ、日立工機

13日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

任天堂(7974):終値は1.1%高の5万200円。連日高で初の5万円大台 に乗せた。昨年11月発売のゲーム機「Wii」の好調が続く中、今後はソフ ト企業も任天堂シフトを進めるとの見方も出ており、業況の一段の伸びや株価 の先高期待が膨らんだ。

信越化学工業(4063):終値は3.9%高の9500円。4日ぶりに上場来高値 を更新した。世界的な半導体需要の増加で、300ミリウエハーの売り上げが予 想以上に好調に推移。市況悪化で塩化ビニール事業は低迷したものの、それを 半導体向けが補って第1四半期(4-6月)連結純利益は前年同期比28%増と 大幅な増益を達成した。上期の純利益予想に対する進ちょく率が53%と順調だ ったことで、業績拡大期待が一段と高まった。

イビデン(4062):終値は6.5%高の8400円。チャート上の窓を開けた急 伸で、6営業日ぶりに上場来高値を更新した。環境規制に対する姿勢を強める 欧州を中心にDPF搭載の需要が高まっており、竹中裕紀社長はブルームバー グ・ニュースとのインタビューで、DPFの生産能力を大幅に増強していく方 針を示した。

新日本製鉄(5401):終値は1.1%高の859円と反発。アルセロール・ミ タルと提携関係を継続するため、覚書を締結したと発表。技術の相互供与が業 容拡大につながると見られ、一時2.2%高まで上げた。業界活性化につながる として、東証鉄鋼株指数も一時1.7%高の1728.58まで上げ、投資家の短中期 の売買コストを示す25日移動平均線付近で堅調推移。

ファーストリテイリング(9983):終値は2.7%安の8000円。一時、前日 比390円(4.7%)安の7830円まで売られ、52週安値を更新した。今期に入っ て、3回目の通期業績の下方修正を発表。子会社の収益悪化に加え、国内ユニ クロの足元販売も低調に推移しており、通期業績の達成不安が広がった。通期 の純利益は従来予想を13億円下回る前期比8.8%減の369億円になる見通し。

日立工機(6581):終値は7.2%高の2235円。3日ぶりに急反発し、2006 年2月上旬以来の高値水準を回復した。東欧やロシアを中心にした欧州市場で、 景気拡大を背景に住宅市場向けの電動工具の需要が好調。業績拡大期待が高ま っている上、同業他社のマキタと比較し、株価水準には割安感があるとの見方 も広がった。

オリックス(8591):終値は3%高の3万1100円。米国で信用力の低い 個人向け高金利住宅ローン「サブプライムローン」問題の影響が懸念されてい たが、同社が同関連商品への投資をほとんど行っていないと否定。不安感が払 しょくされ、業績や株価の見直しが進んだ。

パワーアップ(3044):100円(12.7%)高の886円水準でストップ高比例 配分。既存店売上が底堅く推移している上、原価率の改善も進んで利益が計画 以上に伸びている。業績への期待感が高まっていることに加え、配当予想を引 き上げたことも評価された。

三菱地所(8802)など大手不動産:三菱地所の終値は1.2%高の3250円。 前日発表された6月末の都心のオフィス空室率は4カ月ぶりに上昇したが、景 気拡大で企業のテナント需要は引き続き強いため、オフィス不足の状況が続く との見方が根強い。BNPパリバ証券・経済調査本部の丸山義正エコノミスト は、「6月の空室率は小幅上昇したが、歴史的な低水準にあることは変わらず、 オフィス需給のひっ迫が緩和されたわけではない」と指摘している。

USEN(4842):終値は4.7%高の984円。前日発表した2006年9月― 07年5月期決算は、ブロードバンド・通信事業が黒字化したうえ、人材サービ スのインテリジェンスを子会社化したことも寄与し、経常損益が黒字に浮上し た。通期計画に対して順調に進ちょくしていることもあり、業績上振れ期待が 高まった。

フジテック(6406):終値は9.2%安の757円。一時はストップ安(値幅 制限いっぱいの下落)まで売られた。国土交通省は12日、エレベーター専業 で国内4位のフジテックが製造したエレベーター1万2727基とエスカレータ ー634基に、本来よりも強度の低い鋼材が使用されていたと発表。同社の事業 展開に対する信頼性の後退から、売りが先行した。エレベーターのうち、560 基は建築基準法での強度不足の恐れがあるという。

エコートレーディング(7427):終値は0.7%安の1220円。小型犬などの 人気化に伴い、小物商品の需要が高まっており、第1四半期(3-5月)の業 績は会社計画通り順調に推移した。ただ中間期や通期の見通しを据え置いたた め、積極的に買う向きが少なかった。

インテリジェンス(4757):終値は5.7%安の27万9000円。前日発表さ れた第1四半期(07年3-5月)決算は、人材紹介の好調が利益を押し上げた が、7月からスタートした求人情報を手がける新生「an」が、広告単価の値 下げ競争などを背景に先行きが不透明なため、業績に対する強気の見方が出来 ず、積極的な買いは入れにくかった。取引開始直後は小幅高となっていたが、 徐々に売りに押された。

大黒天物産(2791):終値は2.3%高の2405円。前日発表された2007年 5月通期決算では、新規出店による押し上げで売り上げ規模の拡大が確認され た。一方で積極出店政策を採るあまり、既存店の運営に支障が出ていることも 明らかになった。

ダイエー(8263):終値は2.6%安の1215円。他社との競合が激化、商品 政策のまずさもあって既存店売上高の低迷が続いている。第1四半期(2007年 3月―5月期)が2けたの営業減益だったことが前日明らかになり、売りが優 勢となった。

東京電力(9501)など電力株:東京電力の終値は0.8%高の3790円。政府 が東京電力や東芝などの民間企業と共同で、使用済み核燃料の排出量が今より 4割減り、発電能力も高い環境配慮型の次世代原子炉を開発すると13日付の 日経新聞朝刊が報じた。電力会社の再処理費用の削減につながるとの期待が広 がった格好で、共同で参加すると報じられた東芝のほか、三菱重工業や日立製 作所などの株価も堅調だった。

ペッパーフードサービス(3053):終値は0.1%安の9万9500円。一時は

4.9%安まで売られ、上場来安値を更新した。フードコート店舗を中心に既存 店売上高が低迷しており、前年と同水準の既存店売上高を前提にした業績予想 の達成が困難となった。売上高の不振から新規出店計画の見直しも迫られ、中 期的な収益に対する不透明感も株価の下げを大きくした。

ネットマークス(3713):終値は9.8%安の3万3750円。一時はストップ 安まで大幅続落した。前日に過去5期分の決算を訂正した結果、前期(2007年 3月期)は債務超過に陥った。現在同社株は東証1部銘柄ながら、規則抵触で 2部に指定替えとなる可能性があるほか、決算短信には会社の継続性に対する 疑義懸念が注記され、運用ルール上、機関投資家などからの投資資金が流出す る可能性が警戒された。

ゼクス(8913):2万円(15%)高の15万4000円水準でストップ高比例 配分。不動産コンサル事業の好調を背景に前期の営業利益は倍増、今期も5割 増を見込むなど、業績は良好に推移。同社はシニアハウジングやリゾート関連 事業も手掛け、今期の連結売上高は1000億円の大台乗せを目指しており、4 月下旬から株価が下値模索の状況だった反動もあり、見直し機運が強まった。 6月28日には52週安値の11万1000円まで下げていたが、この日は約1カ月 ぶりの高値水準を回復した。

鉄人化計画(2404):午後の取引から買いが殺到し、終値は7.9%高の6 万8100円。午前の取引終了後に開示された第3四半期(2006年9月-07年5 月)までの累計業績では、経常損益が前年同期の2200万円の赤字から2億 8200万円の黒字に浮上、通期増額修正の確度が高まった。顧客がさまざまな衣 装に変装できる「コスプレ」が人気となったほか、飲食の提供に工夫を凝らし、 利益拡大につなげている状況が投資家にも評価された。

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