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【個別銘柄】ドトール、テレ東、カカクコ、長野計、エプソン、Fリテ

6日の日本株市場における主な材料銘柄の 値動きは次の通り。

ドトールコーヒー(9952):続落し、一時4.2%安の2270円まで下げた。 米投資ファンドのハービンジャー・キャピタル・パートナーズが、大量保有す るドトール株式の一部を、6月28日の総会前から売却していることが5日、 大量保有報告書(5%ルール)で判明。ハービンジャーは、ドトールと日本レ ストランシステムとの統合案に反対意向を表明、一時期は同ファンドの主導で 企業価値の向上が図られるとの期待感が浮上し、昨年1月以来の高値水準まで 急騰する場面もあったが、こうした動きは収束に向かっている。

テレビ東京株(9411):一時6.5%安の4040円まで下げ、東証1部の下落 率上位。同社株の12%超を保有する糸山英太郎氏(新日本観光会長、元衆議院 議員)が自身のホームページで、「主要株主を蔑ろにし続けたことが許すこと が出来ない」と言明、保有する258万4500株の全株を市場で売却する意向を 示唆しており、株価は昨年9月以来の安値水準に落ち込んできた。

カカクコム(2371):一時13.4%高の33万8000円まで大幅反発。情報交 換を促す仕組み作りなどで運営サイトの媒体力が向上しており、広告収入が伸 びていくとの見方が一部アナリストから示された。業績の先行きに対する強気 姿勢が広がり、売買高も過去1年の平均1548株を大きく上回った。野村証券 金融経済研究所では6日付で、投資判断を新規に「2」とし、調査を開始した。

長野計器(7715):一時5%高の3050円まで7連騰し、株式分割を考慮 すると、初めての3000円台乗せ。年初に1500円近辺だった株価は約半年間で およそ2倍に値上がりし、TOPIX精密機器指数を構成する26銘柄の年初 来リターンではトップ。同社は圧力センサーなどで世界有数のシェアを有する。 車載用圧力センサーが海外で伸びており、高成長が継続するとの期待感が強い。

ラウンドワン(4680):一時11%高の25万7000円と3日続伸し、およそ 2カ月ぶりの高値水準を回復。主力のボウリング場の稼働率が上向き、6月の 月次売上高は計画を上回った。会社側では、今後も多彩なボウリング大会を企 画しており、このまま稼働率の堅調が続けば、業績の上乗せが見込めるとの期 待が浮上した。いちよし証券経済研究所の鮫島誠一郎シニアアナリストは、 「以前はボウリング場の広さや清潔さなどハード面で同業他社との差別化を図 ってきたが、足元ではボウリング大会の企画といったソフト面が好評で、集客 力の向上につながっている」と評価。

アデランス(8170):一時4.9%安の2410円と、6月14日以来の2500円 割れ。かつら離れによって男性向けかつら市場全体が伸び悩んでいる上、広告 宣伝に力を入れた育毛サービスも不振、第1四半期(2007年3-5月)決算が 大幅な減益になった。市場の飽和に伴う業績停滞に警戒感が高まっている。

昭和電工(4004)一時2.9%高の427円と5日ぶりに反発。6日付の日本 経済新聞は、好調な石油化学製品市況や黒鉛電極の需給ひっ迫に支えられ、 2007年6月中間期(1-6月)の連結営業利益が会社の見通しを上回ると報じ た。岡三証券の吉田正夫アナリストは、「石化製品市況が好調だったのは上期 まで」としながらも、黒鉛電極価格の上昇などで中間、通期とも会社側計画か ら増額修正される可能性を指摘。

セイコーエプソン(6724):一時12%高の4320円まで上昇し、約2年4 カ月ぶりの高値を付けた。主力のインジェクトプリンターの収益が今後好転す る可能性や、携帯電話向け液晶の伸びを示唆する声が一部アナリストの間から 出て、7月に入ってから進む見直しの動きが加速した。取引時間中の上昇率と しては、2004年7月6日に記録した13.1%高以来、ちょうど3年ぶりの大き さ。ゴールドマン・サックス証券では5日、投資判断を従来の「中立」から 「買い」に、目標株価を3400から4400円に引き上げている。

テクモ(9650):一時8.4%高の1393円と、5日に発表した中間期業績予 想の上方修正によって、「NINJA GAIDEN Σ」などプレイステーション3(P S3)向けソフトの販売が想定以上に伸びていることが判明、今回据え置いた 通期業績予想も上方修正されるとの期待が高まった。下期には、ニンテンドー DS向けソフトも投入、読書の秋をにらみ「西村京太郎サスペンス」を発売。

セブン&アイ・ホールディングス(7&i、3382):一時1.7%安の3540 円と反落。傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂でのコスト削減効果などで 2007年第1四半期(3-5月期)の営業利益は6.3%増となり、一定の評価は 得たものの、主力の国内コンビニエンスストア事業などの既存店売上高は依然 低迷中。市場飽和感が根強く、アナリストの格上げなどで前日までの株価上昇 ピッチが急だった反動もあり、いったん売り圧力が増した。

クレハ(4023):一時1.1%安の608円と反落。工業薬品の染料助剤に使 われるトリクロロベンゼンの販売を中止、販売済み商品を回収すると発表。愛 知県環境部から有害物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)が検出されたとの通 知を受け、対応を求められた。

ファーストリテイリング(9983):朝方に1.9%高の8650円まで上昇した ものの、その後は下げに転じる展開。高級百貨店を展開するバーニーズ・ニュ ーヨークの買収に乗り出したことが明らかになり、積極的な姿勢が評価された ほか、米国の事業基盤強化につながると期待が広がった。ただ、百貨店経営の ノウハウがないなどの不安材料も指摘されている。

日本オラクル(4716):一時2.6%安の5350円と反落。前期(2007年5 月期)決算で過去最高益を更新、業界環境も良好そのものだが、第4四半期 (3-5月期)にデータベース(DB)事業の売り上げが4%減少していたこ とが意外視され、基調変化を疑う動きから様子見姿勢が強まった。クレディ・ スイス証券の福川勲シニアアナリストは、「会社側は12-2月期の前年同期比 13%増が続くとしていただけに、実績はだいぶ違う」との印象を持った。

松屋(8237):一時4.2%高の2095円と反発。旗艦の銀座店において、3 カ月連続で前年実績を上回る売上高を確保するなど、主力の百貨店業の好調が 寄与し、第1四半期(3-5月)の連結最終損益が黒字に転換した。業績の回 復傾向を評価した投資家の買いを誘い、200日移動平均線(5日時点で1983 円)が下値支持線として機能するチャート形状。

りそなホールディングス(8308):一時1.7%高の29万3000円と反発。 6日付の日本経済新聞朝刊は、野村ホールディングス(8604)と信託、個人、 投資銀行の3業務分野を中心とした提携について、早ければ今夏の基本合意を 目指すと報じた。その際野村は、りそなが公的資金の返済財源として発行する 社債型優先株式を1000億円超引き受けることも視野に入れているという。り そなでは、「そのような事実は一切ない」とコメント。

ゼビオ(8281):一時3.7%高の3340円と続伸。6月の月次売上高統計で は、ゼビオの既存店が前年同月比6.2%増、ヴィクトリアが19.9%増だったこ とが分かった。UBS証券では5日付で、投資判断「BUY2」を継続。

ベルク(9974):一時2.9%高の1329円と3日続伸。埼玉県および群馬県 下で食品スーパーマーケットを経営。毎週恒例の99円均一セールが来店客数 の増加につながっている上、子会社の業績も伸び、第1四半期(07年3-5 月)の連結純利益は前年同期の減益から59%増と大幅回復。これを受け、会社 側の08年2月通期計画である増収増益は達成可能と期待された。

きちり(3082):大証ヘラクレス市場へ6日に新規上場、公開価格15万 2000円に対し、22万9000円まで買い気配値を切り上げている。公開株数は 1200株(公募1100株、売り出し100株)。主幹事はみずほインベスターズ証 券。同社は居酒屋飲食店「KI CHI RI」などを関西地方中心に直営展開。公開 価格を基準にした予想PERは16倍。

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