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【個別銘柄】自動車部品、スタ精、ニトリ、オリコ、東芝、シンニタン

29日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

自動車部品関連:デンソー(6902)が一時3%高の4820円、タカタ (7312)が6.9%高の4360円、アイシン精機(7259)が3.7%高の4500円と 総じて高い。円安基調による業績の堅調さを再評価する動きが出ており、28日 付でUBS証券が自動車部品セクターの投資判断を「ニュートラル」から「ニ ュートラルプラスアルファ」と若干強気に引き上げたことも、買い人気につな がった。同証券ではトヨタ系を中心とした予想以上の好業績、円安、株価出遅 れなどを評価。タカタについては新規に「BUY2」に設定。

スター精密(7718):一時5.8%高の3270円まで反発。特機事業の小型プ リンターと工作機械事業がけん引する形で、28日に公表された第1四半期(07 年3-5月)業績は2けたの増収増益となった。足元の好業績を評価する買い で1991年7月以来、約16年ぶりの高値水準を回復。

セブン&アイ・ホールディングス(7&i、3382):一時3.5%高の3540 円と続伸。2007年3-5月の連結営業利益が前年同期比6%増になったもよう と、29日付の日本経済新聞朝刊で報じられた。主力のコンビニエンスストア事 業が米国を中心に底堅く推移しているといい、足元の堅調ぶりが評価された。 また今夏は、ラニーニャ現象による猛暑も予想され、国内コンビニ事業にもプ ラス効果が出るとの期待も後押し。

ニトリ(9843):一時5.4%安の6220円と3日続伸し、52週高値。低価 格・高品質な商品が消費者の支持を得ており、第1四半期(2007年3-5月) の既存店売上高は前年同期比2.6%増と想定を上回った。今期(08年2月期) 業績の上振れを期待する買いが先行する展開に。

オリエントコーポレーション(8585):一時11%安の199円と急反落し、 約4年ぶりの200円割れに。東京、大阪両証券取引所は28日、オリコ株を8 月1日付で2部市場に指定替えすると発表。オリコは2007年3月期に一時債 務超過状態となり、基準に抵触した。TOPIX構成銘柄からも除外されるた め、機関投資家資金などの流出につながると見られた。下落率は東証1部のト ップ。

総合電機:三菱電機(6503)は一時2%高の1141円と続伸、東芝は3.5% 高の1071円と3連騰で、東芝は52週高値を更新。クレディ・スイス証券では、 総合電機各社の赤字事業の収益が底打ちした点を評価し、投資判断 「OVERWEIGHT」を継続。三菱電と東芝については従来の「NEUTRAL」から 「OUTPERFORM」にそれぞれ引き上げた。

シンニッタン(6319):一時3.5%安の737円まで下げて5日連続安。28 日にシンニタンが株主総会を開き、同社の筆頭株主の米系ファンドによる配当 案や役員選任などの株主提案が否決された。一時は株主総会を控え、企業価値 の向上が見込めるとの期待感が漂っていたが、失望ムードに変わりつつある。

新日本石油(5001):一時2,1%高の1173円と1991年3月以来、およそ 16年ぶりの高値。景気拡大に伴う燃料油の需要増観測に加え、代表的な国際指 標のニューヨーク原油相場がほぼ10カ月ぶりに1バレル=70ドル台まで上げ、 石油会社の在庫評価益が膨らむと見られた。また猛暑の影響で、ガソリンの消 費量が伸びるとの期待感も出ており、過去の日本の夏季気温状況と16年ぶり の高値圏にある新日石株との間にも相関関係がある。7-9月の平均気温が例 年より高い年は、上昇率が大きい。国際石油開発帝石ホールディングス (1605)も一時2.7%高の115万円まで反発。

日本合成化学工業(4201):一時6%高の588円まで上げ、およそ4カ月 ぶりの高値水準を回復。液晶テレビの大型化に伴う買い替え需要などで、同社 の液晶関連部材が好調に伸びている。今期(2008年3月期)業績予想は上振れ るとの見方から買いが先行、HSBC証券では28日、日合成の投資判断を新 規に「オーバーウエート」として調査を開始した。同証の目標株価は740円。

トピー工業(7231):一時4.6%高の482円と続伸し、およそ3カ月ぶり に明確に200日移動平均線を上抜けた。買収防衛策の導入が28日の株主総会 で承認され、新株予約権の発行登録が決議された。新株予約権が行使される場 合、その前に株価が上昇するなど既存株主にとってのメリットが大きいとの声 が聞かれた。

栗田工業(6370):一時4.8%高の3910円と続伸。時価総額は大台の 5000億円を超えた。電子産業向け超純水供給事業や水処理関連製品が伸長、環 境関連銘柄として世界から注目されている。丸和証券の小林治重調査情報部長 は、「『環境』をテーマにした投資信託が世界中で組成されていることもあり、 新規資金が還流して株価は下げにくい」と解説。

久光製薬(4530):一時3.9%高の3440円と続伸。主力の鎮痛貼付剤「モ ーラステープ」が2けたの伸びを継続、広告宣伝費の減少もあり、営業利益率 が向上を続けていることが28日の第1四半期(3-5月)業績開示で分かっ た。今期(08年2月期)の業績上振れは必至と見た向きから買いが入った。

日本ビクター(6792):前日終値の396円を挟んで0.3%高、1%安で推 移する小幅レンジでのもみ合い。29日付の日本経済新聞朝刊は、ビクターが国 内の市販カーオーディオ事業から撤退すると報じた。同社広報担当者の疋田誠 氏は、今月末をめどに自社ブランドによるカーオーディオの国内出荷を終了す ることを明らかにし、9月末に国内10カ所の営業拠点を閉鎖、営業人員30人 を別部門に配置転換するという海外での生産・販売や、国内での自動車メーカ ーへの供給は従来通り行うとした。

イビデン(4062):一時8.9%高の8180円と52週高値を更新。JPモル ガン証券では投資判断「OVERWEIGHT」を継続した上で、目標株価を従来の7600 円から9000円に引き上げ。来期以降の排ガス規制装置や集積回路パッケージ の売り上げ拡大に対する期待が根強い。

メガチップス(6875):一時7.2%高の2320円と大幅続伸。29日付の日 経産業新聞は、ワンセグ用の最小LSIを開発したと報じている。

オーエムシーカード(8258):一時2.7%安の883円と3日ぶりに反落。第 1四半期(07年3-5月)の連結経常利益は前年同期比28%減の61億5900 万円。貸金業法改正に伴い、利息の返還請求に伴う費用が膨らむことが響く。 メリルリンチ日本証券では投資判断を「買い」から「中立」に下げ、みずほ証 券は「ウエート下げ」を継続。またOMCは、丸井との業務の協業を推進させ るため、丸井のシステム子会社に5%出資することを決定。

武田薬品工業(4502):一時1.8%高の7980円と反発。日興シティグルー プ証券は投資判断を従来の「2(ホールド)」から「1(買い)」に引き上げ た。また28日には、糖尿病治療薬「アクトス」の特許をめぐる訴訟で、米連 邦巡回控訴裁判所は同治療薬の米国での特許を認める判決を下し、連邦地裁の 武田薬勝訴を支持した。

アイル(3854):29日に大証ヘラクレス市場に新規上場。公開価格の25 万5000円に対して買い気配値を切り上げ、午前気配値は38万7000円と52% 高い水準。主幹事は大和証券SMBC。丸三証券エクイティ部の川口弘次次長 は、「資金吸収額が小さいため、需給面から初値は飛びやすくなっている」と 解説。同社は、中小企業向けに基幹システムの構築や保守などを手掛ける独立 系のシステムインテグレーター。

エヌ・ピー・シー(6255):東証マザーズ市場へ29日に新規上場。同社 は太陽電池製造装置などの製造販売を手掛ける。公募価格の3200円に対して 買い気配値を切り上げ、午前気配値は5120円と60%高の水準。環境負荷が少 ないとされる太陽電池が世界で普及していく中、同社の製造装置受注も継続的 に増大すると期待されている。

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