コンテンツにスキップする

【個別銘柄】ブリヂスト、ファミリーM、自動車株、日本車両、OSG

28日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

ブリヂストン(5108):終値は前日比75円(3.0%)高の2615円と急反 発。前日に発表した今期(2007年12月期)業績計画の増額修正を受けて買い が先行。今月中旬以降、天然ゴム相場の下落でコスト負担が減るとして急騰局 面があったが、会社側はゴム相場の下落を新たな業績予想に反映しておらず、 クレディ・スイス証券の岩井徹アナリストは「さらに1割以上上振れてもおか しくない」と分析。ゴム株全般に買い人気が及び、横浜ゴム(5101)も一時

8.2%高を付けた。東証1部ゴム製品指数の上昇率は33業種中トップ。

ファミリーマート(8028):60円(1.9%)高の3240円。28日付の日本 経済新聞朝刊が、同社の3-5月期の連結経常利益が前年同期比3%増の76 億円程度になったもようだと報じたのを受け、収益環境の良さが好感された。

自動車株:トヨタ自動車(7203)が70円(0.9%)高の7620円と反発す るなど、総じて上昇。野村証券金融経済研究所の成瀬伸弥アナリストは28日 付のリポートで、自動車セクターの投資判断を「中立」から「強気」へ引き上 げた。ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)が改善傾向にあり、完成車メーカ ー8社の今期営業利益は、円安効果を除いても3期ぶりに増益に転じる可能性 があるうえ、さらに「昨今の円安が業績を大幅に引き上げる可能性がある」 (成瀬氏)という。ゴールドマン・サックス証券が投資判断を「中立」から 「買い」に上げたダイハツ工業(7262)は66円(6.3%)高の1113円。一時 は7.1%高の1121円と、約2カ月半ぶり高値を更新した。

鉄道車両メーカー:日本車両製造(7102)が9円(3.5%)高の267円、 近畿車両(7122)が11円(2.3%)高の482円とともに反発。ロシアが進める シベリア鉄道などの鉄道網整備計画について、政府が新幹線技術を使った支援 に向けてロシア側と協議に入ると、28日付の読売新聞朝刊が報道。ロシアから の車両の受注を期待した買いが入った。大和証券投資情報部の高橋卓也次長は、 「今後の進展を見守る必要はあるが、交通インフラを手掛ける日本企業にとっ て、新興国でのビジネスチャンスが一段と広がる可能性は高い」との見解。

岡谷電機産業(6926):33円(4.1%)高の838円とこの日の高値で引け、 1990年8月21日以来、約17年ぶりの水準を回復した。デジタル家電の世界的 な普及に伴って、機器内部の電流を調整したりするノイズやサージなどの電子 部品需要が高まっている。中国や北米などで同社の製品が伸びているため、今 後も安定的な成長が可能とみられた。

半導体関連株:SUMCO(3436)が100円(1.6%)高の6190円、アド バンテスト(6857)も一時は0.9%高の5390円を付けた。米アップルが6月 29日に米国で発売する携帯電話「i Phone」向けの需要期待などで、メ モリー相場が底入れしたとの見方が広がっている。前日の米フィラデルフィア 半導体指数(SOX)が大幅反発したことも、追い風に。

村田製作所(6981):220円(2.5%)高の8950円。一時は290円 (3.3%)高の9020円と、2カ月ぶりに9000円台を回復。アメリカン・テク ノロジーのアナリスト、ショー・ウー氏をはじめ「i Phone」の成長性 に期待する向きが多く、一部では米アップル株は今後半年から1年で20%上昇 するとの声も出ている。UBS証券などからは部品など携帯電話市場に好影響 を与える可能性も指摘され、村田製のほか太陽誘電(6976)が80円(3.0%) 高の2775円、ヒロセ電機(6806)は240円(1.5%)高の1万5790円、日本 電波工業(6779)は380円(6.0%)高の6750円、京セラ(6971)は170円 (1.3%)高の1万2900円。

フマキラー(4998):8円(2.2%)高の379円。一時は9円(2.4%)高 の380円まで買われ、6月14日の年初来高値に2週間ぶりに並んだ。インド ネシア工場の稼働率が向上して原価率が改善しており、アジア地域では蚊取り 線香などの需要が伸びている。今期(08年3月期)は最高益を更新できるとの 期待から、断続的に投資資金が流入。ラニーニャ発生で日本の猛暑も予測され、 「サマーストック」の代表格との評価も追い風だ。

応用地質(9755):22円(1.5%)高の1541円。一時31円(2%)高の 1550円まで買われ、今月25日に付けた52週高値に並んだ。世界的な経済発展 を背景に、資源・エネルギーの開発が活況。応用地質製の非破壊型探鉱探査機 の需要が伸びており、海外事業を中心とした業績拡大を期待した買いが継続し た。

日特建設(1929):5円(4.1%)安の116円と、東証1部の下落率ラン キングで4位。一時は10円(8.3%)安の111円まで下げ、中期的な投資家の 売買コストを示す75日移動平均線(115円)をほぼ1カ月ぶりに割り込んだ。 子会社がリース資産を過大に計上するなど不適切な会計処理を行っていたこと が明らかになり、企業イメージにマイナスに働くとみられた。

北陸ガス(9537):14円(3.9%)高の370円。株価は午後に入り急騰。 この日午後2時に、新潟市にある工場の一部土地売却に伴い、今期(2008年3 月期)の連結純利益が減益から一転して増益になる見通しを発表。EPS(1 株当たり当期純利益)も上昇したことから、利益と比較した株価の割安度に注 目した買いが入ってきたようだ。

東武ストア(8274):13円(3.9%)高の346円と急伸。ポイントカード サービスの導入による顧客囲い込みや、改築による店舗の活性化が奏効し、業 績が順調に推移していることが評価された。27日発表の第1四半期(3-5 月)の連結経常利益は前年同期比2.4%増の6億5100万円に。

エイアンドティー (A&T、6722):制限値幅いっぱいのストップ高水 準となる80円(20%)高の490円で比例配分された。病院のIT(情報技 術)化が進展、患者の臨床検査データを診療医に即時に伝えるシステムの構築 を図るケースが増えている。27日に今6月通期の連結純利益予想を従来の 7000万円から2億9000万円に増額したことで、同社が構築する臨床検査機器 システムへの需要の高まりが確認された。

ハローズ(2742):23円(4.2%)高の568円。同社は広島県や岡山県を 中心に24時間営業の食品スーパーを展開。27日の第1四半期決算は単体純利 益が23%増だった。利益率の高いプライベートブランド(PB)の天然水など の売り上げが好調なうえ、新規出店効果も重なり、今通期(2008年2月期)業 績は14期連続で増収増益を達成するとの期待が強まった。

乃村工芸社(9716):19円(3.1%)高の642円と反発。一時22円 (3.5%)高の645円まで上昇幅が拡大し、約1カ月半ぶりの高値水準に。ア パレル専門店や証券会社を中心に富裕層向けの店舗デザインを求めるケースが 増えており、受注が拡大中。前日発表の第1四半期(3-5月)連結経常利益 が4.5%増の19億円と、会社側内部予想の5億円を上回ったことが好感された。

セキュアード・キャピタル・ジャパン(2392):9000円(3.4%)高の27 万8000円と反発。同社は不動産ファンドの組成・管理が主力。トラック販売 大手の三菱ふそうトラック・バスから、約180の販売・整備拠点の土地・建物 を1500億円規模で取得する、と28日付の日本経済新聞朝刊が報じた。資産規 模の拡大に伴い、運用が安定化することを期待した買いが優勢に。

テーオーシー(TOC、8841):11円(0.9%)高の1259円。一時は3% 高まで上昇した後、1.5%安まで下げ、前日終値の1248円を挟んでもみ合う格 好。ダヴィンチ・アドバイザーズ(4314)は27日、TOCの株式公開買い付 け(TOB)価格を従来の1100円から1308円に引き上げると発表。TOB価 格にさや寄せする形で買いが集まる一方、先行き不透明との見方も出て売り買 いが交錯した。

オーエスジー(6136):53円(3.3%)高の1662円。一時79円(4.9%) 高の1688円と続伸し、1カ月半ぶりの高値圏に。前日発表の07年5月中間期 の連結営業利益は前年同期比12%減の73億円と、会社計画の80億円を下回っ た。ただ、自動車業界の生産回復に連れて下半期以降の工具需要は回復すると の見方が多い。東海東京証券の大平光行アナリストは、「これまでは業績悪化 懸念からPER15倍で評価されてきたが、業績底打ちを確認できれば、機械株 の平均18倍程度まで買い戻される可能性もある」と指摘。

岡野バルブ製造(6492):ストップ高水準となる200円(17%)高の1370 円を付け、上場来高値を更新した。前日27日に発表された今期(07年11月 期)連結業績予想の上方修正によって、世界的な発電所の需要増を追い風にバ ルブの受注が好調に推移していることが判明、業績の先行きに対する強気の見 方が広がった。

バンダイビジュアル(4325):9000円(3.5%)安の24万7000円と急落。 DVDの販売が伸び悩んだことなどから、27日公表の第1四半期(07年3- 5月)は2けたの減収減益となった。足元の業績悪化を嫌気した投資家の売り を集め、東証1部の値下がり率で7位。

積水化学工業(4204):32円(3.3%)安の933円と4連敗。一時は48円 (5.0%)安の917円を付け、中長期的なトレンドを示す75日移動平均線 (923円)を半月ぶりに下抜けた。会社想定より原燃料価格が高く、住宅事業 の不透明感が増していることが懸念されている。岡三証券では、今期(08年3 月期)連結営業利益が会社計画より5.5%下振れするとみて、投資判断を「中 立プラス」から「中立」に1段階引き下げている。

GCA(2126):1万3000円(1.8%)高の71万9000円と、4日ぶりに 大幅反発。米シティシティグループによる日興コーディアルグループのTOB (株式公開買い付け)に対する助言での成功報酬などが寄与し、第1四半期 (07年3-5月)は2けたの増収増益となった。足元の好業績を評価する投資 家の買いが先行し、25日移動平均線を再度回復。

丸八倉庫(9313):13円(4.3%)高の317円。一時19円(6.3%)高の 323円と大幅続伸し、3カ月半ぶりの高値圏に。想定よりも税制適格年金の運 用が良好だったとして、07年5月中間期の連結純利益予想を2億8500万円と、 従来計画から28%引き上げた。前年同期比では94%の増益。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE