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コカCWH株が反発、システム見直しのメリット期待-みずほ証格上げ

近畿から北九州までをカバーするボトラー の持ち株会社、コカ・コーラウエストホールディングスの株価が前日比105円 (4%)高の2750円まで買われ、前日比変わらずを含めると4営業日ぶりに反 発。コカ・コーラシステムではコカ・コーラナショナルビバレッジ(CCNB C)を通じた現行の製造・販売システムの見直し時期が迫っている。来年から経 営効率性を重視したシステムへと移行すれば、最大のボトラーである同社の事業 効率改善メリットが大きくなると期待された。みずほ証券による投資判断引き上 げも支援し、午前終値は2740円。

来年1月に向け協議中

日本コカ・コーラと12のボトラーや関連会社で構成されている日本のコ カ・コーラシステムでは、2005年からCCNBCが調達・製造・物流を全国レ ベルで一元管理する体制を構築している。CCNBCを通じて各ボトラーが製品 の供給を受ける現行システムは来年1月には見直される予定で、現在はその協議 が行われている。

同社の広報・IRグループの西木秀臣氏は、「全国一律のシステムにしたこ とで現在は大きなボトラーに対するメリットがない。経済効率性が現在より得ら れるシステムになる方向で検討を進めたい」と語った。

コカ・コーラウエストホールディングスは北九州、山陽、三笠、近畿の各ボ トラーを傘下に持ち、最大のボトラー規模を誇る。しかし現行システムでは、ボ トラーの規模を問わずに全国一律でCCNBCからの製品供給を受けていること から、各ボトラー傘下の工場の生産効率の違いや購入規模などでの格差が各ボト ラーに生じにくい体制となっている。西木氏によると、「全国工場ではベンチマ ークより生産性が高いものも低いものもあり、自社のみで行った方が効率的に生 産可能」という。

西日本で4割程度の工場閉鎖余地、アナリスト見解

みずほ証券の佐治広アナリストは26日付で、コカCWH株の投資判断を従 来の「3(ホールド)」から「2(買い)」へ引き上げた。佐治氏は、コカ・コ ーラシステムの見直しによって「工場別の生産性格差、飲料購入価格でスケール メリットが発揮されていない現状に比べ改善が進む」とレポートで指摘。西日本 地区には同社や系列の南九州コカ、四国コカの3社で10工場(大山ビバレッジ を含む)存在するが、4割程度の工場閉鎖余地があると分析する。

同証券ではボトラー再編などを通じてシステム全体の事業効率改善も予想さ れるとし、業績予想を変更。2007年12月期経常利益を前期比23%増の162億円、 来期経常利益は今期予想比17%増の189億円と試算した。株価は事業効率改善 のメリットを享受する局面に入るとし、EV/EBITDA(時価総額+純負債/ 営業利益+減価償却費)倍率6.5倍の3200円を目標株価と設定している。

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