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銅鉱石価格、実質値上げへ-PPC・住友鉱山など製錬各社利益圧迫

日鉱金属と三井金属が出資する銅製錬大手 パンパシフィック・カッパー(PPC、東京港区)や住友金属鉱山が、鉱山大 手の豪BHPビリトンやカナダのテック・コミンコと進めてきた銅鉱石の価格 交渉(2007年7月-08年3月)が20日までに銅鉱石価格の実質値上げで決着 した。銅鉱石不足を背景に強気で交渉に臨む鉱山会社側に押し切られた形で、 2007年度後半以降の業績圧迫要因となりそうだ。

銅鉱石価格は地金相場から製錬会社の加工賃を差し引いて決める。日鉱金 属・総務部の楢崎裕司氏と住友鉱山・広報室の大場浩正課長によると、PPC と住友鉱山は先週インドネシアでBHPなどと交渉。製錬側の取り分である加 工賃などが1トン50-55ドル、1ポンド5-5.5セントと、これまでの同60 ドル、同6セントより縮小した。

今回価格が決まったのはPPCが年間170万トン購入する銅鉱石の6%程 度で、住友鉱山の場合年41万トンのうち1割程度に過ぎないため、両社とも 2007年度の業績への影響は軽微としているが、08年度の鉱石価格の大部分を 決める年末の価格交渉でも同条件で決着した場合、「収益圧迫要因となる可能 性がある」(日鉱金属・楢崎氏)としている。

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