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【個別銘柄】三菱重、野村H、非鉄、ビクター、ニッパツ、ユニライフ

20日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは次の通り。

三菱重工業(7011):終値は2.8%高の803円で、1997年8月28日以来、約 10年ぶりの高値となった。取引時間中には814円を付けている。航空機関連銘 柄の代表格として投資資金を集めているもよう。国産ジェット機「MRJ」の 開発に絡み、米ボーイングに協力を要請したことも明らかになった。出来高は 1億2200万株、売買代金は980億円で、ともに東証1部トップ。

野村ホールディングス(8604):2.4%高の2520円。一目均衡表(日足ベー ス)の「雲」の上に突き出た。米長期金利の低下で米経済に対する懸念が若干 和らぎ、日系平均株価が2月26日以来となる1万8200円台に乗せたことが好 感された。好業績銘柄を中心に日本株相場が一段高するとの期待も根強く、手 数料収入の増加が期待される証券株にも投資資金が還流した。

非鉄:TOPIX非鉄金属指数は0.4%安の1599.12ポイントで終了、6月 7日の高値から3%超調整した。前日のニューヨーク貴金属相場で、ニッケル が急落した影響を受けた。大平洋金属(5541)が6.0%安の1960円、日本冶金工業 (5480)が5.5%安の1401円。

日本ビクター(6792):6.9%安の391円で、東証1部下落率ランキングで1位。 親会社の松下電器産業(6752)が同社の売却についてケンウッド(6765)と再交渉 しているとみられるなか、ケンウッドがビクターの実施する第三者割当増資を 引き受けるとの過去報道を受けて、株式価値の希薄化を警戒した売りが出たよ うだ。

ニッパツ(5991):2.8%高の1188円。HDD(ハードディスク・ドライブ) 向けのサスペンションの業界内シェアが上昇、下期以降は北米事業が改善に向 かうとの期待感が高まった。JPモルガン証券は目標株価を従来の1250円から 1450円に引き上げたほか、投資判断も「オーバーウェート」に格上げした。

東洋エンジニアリング(6330):1.4%高の785円で取引を終了。一時は794 円まで値上がりし、06年4月以来、14カ月ぶりの高値圏に浮上する場面もあっ た。同社がベネズエラ向けの肥料プロジェクトを受注したことが明らかになっ た。世界経済の発展に伴いプラント受注は今後も増えるとみられ、これに伴う 業績拡大に期待が高まった。

横河電機(6841):3.0%高の1702円。米メジャー(国際石油資本)のシ ェブロンから、北米の製油所向け制御システムで大型受注を獲得したことが分 かり、将来の収益拡大期待から買いが先行。およそ3カ月ぶりに投資家の長期 的売買コストを示す200日移動平均線(1744円)を上回る場面もあった。

ブリヂストン(5108):2.2%高の2605円。20日付の日本経済新聞が、タ イヤの材料となる天然ゴムの国際価格が下落していると報道。コスト圧迫要因 の後退でプラス材料と受け止められた。ゴールドマン・サックス証券の八重沢 亨アナリストは、「天然ゴム価格の下落が間近に迫り、タイヤ株全体が恩恵を 受ける局面を迎えた。欧米需要が拡大しており、欧米売り上げ割合の大きいブ リヂストンへの恩恵が大きい」と。住友ゴム工業(5110)も5.9%高の1394円 と急伸。

スカパーJSAT(9412):5.6%高の5万5100円。検索サイト世界最大 手の米グーグルと、ほかの日本のメディアに先駆けて契約締結にこぎ付けたこ とから、収益拡大への期待感から買いが膨らんだ。4月上場来の安値51万9000 円を昨日19日に付けていただけに、目先の反発を狙う買いも入りやすかった。

クラレ(3405):1.9%高の1432円。一時は1443円を付け、およそ4カ月 半ぶりの高値水準に回復した。発行済み株式の6%を上限に自社株式の取得を すると19日に発表しており、買い主体の発生で需給がしまり、株価も上昇しや すくなるとみられた。

科研製薬(4521):1.1%高の916円。成長因子「ヒト塩基性線維芽細胞成 長因子(bFGF)」を利用した歯科向け治療薬の開発に絡み、サンスター(4913) を欧米展開のパートナーに選んだ。欧米メガファーマに比べると企業規模が小 さいが、開発スピードを重視して実利を取った結果と受け止められ、買いが優 勢になった。

アークランドサカモト(9842):一時4.4%高の2130円と急騰。19日に発 表された第1四半期(07年2月21日から5月20日)決算で、景気回復の恩恵 を受けてプロ向けDIY商材が伸長、足元の業績が期初予想より上振れて推移 していることが分かった。ただ午後は売りが増え、終値は1.0%安の2020円に。

ファルテック(7215):制限値幅いっぱいのストップ高水準となる100円 高の745円で買い気配のまま取引を終了、360万株超の買い超過となった。みず ほキャピタルパートナーズ(東京都千代田区)の傘下のファンドが1株875円 でTOB(株式公開買付け)を実施すると発表。前日終値を36%上回る水準だ ったため、さや寄せを期待した向きから買いが入った。

ユニマットライフ(7560)、温浴施設関連株:ユニライフは3.2%安の1462 円で終了、約1カ月ぶりの安値水準に沈んだ。同社はユニマットホールディン グスの傘下企業で、ユニマットグループの「ユニマットビューティーアンドス パ」が運営する女性専用温泉施設「シエスパ」(東京都渋谷区)別棟で19日に 爆発事故が発生、死亡者も出た。ユニライフの業績には直接影響はないものの、 グループイメージなどへの影響が懸念された。このほか温浴施設関連では、「ラ クーア」の東京ドーム(9681)が0.2%安の628円、極楽湯(2340)が0.5%安 の640円、「万葉倶楽部」の日本ジャンボー(9677)が0.7%安の1738円、「平 和島温泉クアハウス」の京浜急行電鉄(9006)が0.4%安の823円、温泉開発を 行う鉱研工業(6297)が1.6%安の308円と、総じて安い。

総医研ホールディングス(2385):3.5%高の11万9000円。同社は、バイ オマーカー(生体情報を数値化・定量化した指標)の研究開発を展開。2008年 4月から始まる特定健診義務化により、抗疲労トクホの共同開発も好調で、来 年にかけて販売する可能性がある。業績期待に加え、投資顧問のムーンライト キャピタルが同社株式を5%超保有していることも判明している。

ティラド(7236):1.3%高の706円と8営業日続伸。一時715円まで値上 がりし、1996年5月以来、約11年ぶりの高値水準に戻した。自動車輸出の増加 に伴い、自動車用熱交換器が伸びている。建機用も中国などの新興経済諸国向 けが好調で、利益の増大ペースも今後速まるとみられた。

スリープログループ(2375):一時5.1%高の14万5000円。携帯電話やパ ソコンの買い替えによってIT(情報技術)サポートサービスの需要が高まっ ており、IT運用支援や販売支援サービスが伸張中。通期(2007年10月期)の 連結業績予想を上方修正したため、好調な受注を背景にした収益の拡大期待が 膨らんだ。午後は売り注文が優勢で、終値は2.9%安の13万4000円。

エムティーアイ(MTI、9438):一時1.6%高の24万9000円と、約4カ 月ぶりの高値水準を回復した。終値は2.9%安の23万8000円だった。同社は、 携帯電話向けコンテンツ(情報の中身)サービスを展開。携帯電話端末の高度 化と共に、「ケイタイ」で漫画や書物を読む習慣が広がっており、同社収益に もプラス効果があると期待された。三菱UFJ証券では20日、「拡大するコミ ック配信市場と関連企業」と題した投資家向けリポートを発行し、MTIや角 川ホールディングス(9477)など関連銘柄を取り上げている。

ペガサスミシン製造(6262):9.3%高の898円で終了、一時はストップ高 となる場面もあった。20日付の日刊工業新聞では、ペガサスが南米市場に本格 参入し、自社の現地販売機に比べて2割近く安い機種を投入すると報じられた。 中国メーカーなどの製品に対抗していくという。

東建コーポレーション(1766):ストップ高に相当する16%高の7270円で 比例配分。なお35万株の買い注文を残した。19日に発表した前期(07年4月 期)の連結純利益は6.3%増で、今期は29%増の85億3100万円を見込む。営業 人員の増強で建設事業が好調、鋼材高には受注増大に伴う建材仕入れのスケー ルメリットを活用している。仲介・管理事業では、テレビCMの活用などで4 月末時点の入居率が97.2%と高水準を維持。

丸三証券(8613):2.2%高の1421円と反発。オー・エイチ・ティ株(6726) の信用取引にかかわる未回収金が6件、7000万円に上ることを19日に明らかに した。現在、鋭意回収に努めているという。また20日午前には、丸八証券(8700) が同じ銘柄で、信用取引における決済損金の発生で立替金2482万円が生じたと 発表。丸八証株は0.4%安の242円で取引を終えた。

ブックオフコーポレーション(3313):7.8%高の1655円。創業者の坂本 孝会長が辞任したと19日に発表。不適切な売り上げの計上や一連の報道による 混乱の責任を取ると言う。後任社長には、マッキンゼー・アンド・カンパニー 出身の佐藤弘志執行役員が選任される。

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