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NY市長、共和党から無所属にくら替え-大統領選出馬は否定(2)

米ニューヨーク市のマイケル・ブルームバ ーグ市長(65)は19日、有権者登録を共和党から無所属に変更したことを明ら かにした。

ブルームバーグ市長は「私は登録有権者としての立場をいかなる政党にも 属していない状態に変更するため、ニューヨーク市選挙管理委員会に書類を提 出した」と説明。「私の将来の計画は変わっていないが、今回の変更は、私の立 場と、私がニューヨーク市を率いてきたこれまでとこれからの方針を調和させ ることになると信じている」との考えを示した。

ブルームバーグ市長は2000年、01年のニューヨーク市長選に備えて有権者 登録を共和党に変更。それまではずっと民主党員だった。

カリフォルニア州入りしているブルームバーグ市長はこの日、同市長は無 所属候補として米大統領選に出馬する意向だとの観測報道を否定。「私は今後 926日間市長を務める方針であるため、大統領選出馬を表明する計画はない」と 言明した。「大統領選に立候補するか?」との質問に対して「ノー」と答えた。

資産家のブルームバーグ市長は、09年の市長退任時に慈善基金を設立する 意向を表明している。過去6年間は、共和党候補や州・全国の共和党団体に数 万ドルを献金。04年にはマジソン・スクエア・ガーデンで行われた共和党全国 大会を主催した。

「選択肢」

超党派ニューズレター「ローゼンバーグ・ポリティカル・リポート」の編 集長ステュー・ローゼンバーグ氏は、ブルームバーグ市長の無所属登録は「お そらく市長にいくつかの選択肢を与えることになるだろう」と指摘。「市長はす でに将来についての決定を下したかもしれないが、もう少し時間をかけて考え たいと思っている可能性もある」との見方を示し、「市長を共和党員だと思って いる人は最初からいないので、こうした方が、共和党員としてもう1年過ごす より無所属大統領候補として弾みがつくことになる」と分析した。

無所属の政治アナリスト、チャーリー・クック氏は、ブルームバーグ市長 が将来、大統領候補になるかどうかは「引き続き今後の成り行き次第だ」と指 摘。「可能性は決して否定しないが、さまざまな条件が見事にそろうことが必要 になる」と述べた。

就任後6年間、中絶賛成、銃規制擁護、男性同性愛者の権利促進、国連支 持の立場をとるブルームバーグ市長は、共和党全国委員会と意見を対立させて きた。

「残念な」決定

共和党全国委員会の広報担当トレーシー・シュミット氏は「われわれは市 長の決定を残念に思っている」と語った。

スタテン島区のジェームズ・モリナロ区長(共和)は「やるべきことは誰 もがやらなくてはならない」と指摘。失望はしておらず、ブルームバーグ市長 の選択を「尊重する」と述べた。

ニューヨーク州上院のジョゼフ・ブルーノ院内総務(共和党)は、ブルー ムバーグ市長は「市長として目覚ましい実績を上げ、あらゆる政党や団体の人々 と協力する素晴らしい能力により結果をもたらした」と述べた。

ニューヨーク州共和党委員会の広報担当マシュー・ウォルター氏は、ブル ームバーグ市長は、市長として「卓越した仕事」をこなしたと指摘。同州共和 党当局者には有権者登録の変更を事前に伝えていたと付け加えた。

ブルームバーグ市長は、ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバー グ・エル・ピー創業者で、過半数株式を所有している。

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