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PIMCOマカリー氏:米住宅価格、金融当局の利下げない限り停滞へ

債券ファンド最大手、米パシフィック・イ ンベストメント・マネジメント(PIMCO)のマネジングディレクター、ポ ール・マカリー氏は19日、ロサンゼルスで開かれた会議で、米金融当局が利下 げをしない限り、米住宅価格は停滞するだろうとの予想を示した。

マカリー氏はUCLAアンダーソン・フォーキャストの四半期会議で、住 宅市場は「底ばいの時期の非常に長いL字型となるだろう」と語った。

同氏は同会議後にビバリーヒルズで行われたブルームバーグ・ニュース主 催のパネルディスカッションで「住宅市場のリセッション(景気後退)は終わ っていない」として「リセッションは長引くだろう」と話した。

UCLAアンダーソン・フォーキャストが19日に公表したリポートも、「米 住宅価格はピーク時に比べ10%安の水準まで容赦なく下げるだろう。下落は 2009年に入っても続くだろう」としている。

5月の米住宅着工は4カ月ぶりに減少し、住宅市場低迷が続くことを示唆 した。5月の住宅着工件数は前月比2.1%減の年率147万4000戸となった。

PIMCOは依然、米金融当局の次の動きは利上げではなく利下げだと予 想している。マカリー氏は住宅価格下落と予想される失業率上昇が、「次の動き は利下げだと明確に告げているが、時期を予想するのは難しい」と述べた。当 局の動きはどの景気サイクルでも「常に遅めになるだろう」と付け加えた。

マカリー氏は住宅ブームを支えてきた初回購入者を食物連鎖のプランクト ンに例え、住宅保有者がより高額物件へと買い替えていくためには、新しい初 回購入者が必要だと指摘。「傷が癒えるためには時間と、政策金利引き下げが必 要だ」との見方を示した。

パネルディスカッションに参加したカントリーワイド・セキュリティーズの 市場チーフエコノミスト、エリック・グリーン氏も、住宅価格下落の「流れは まだ最後まで行き着いていない」として、「価格は恐らくさらに下落するだろう」 と述べた。

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