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ヘッジファンド救済へベアーSが融資準備、債権者協力を前提(2)

米証券大手ベアー・スターンズは、同社の 資産運用部門が運営するヘッジファンド救済のため、15億ドル(約1900億円) を融資する意向を示した。関係者が19日、匿名で明らかにした。

同関係者によれば、ベアー・スターンズの融資は、メリルリンチやJPモル ガン・チェースをはじめとする同ヘッジファンドの債権者の一部がこのファンド に現金5億ドルを投入することを前提としている。

ベアー・スターンズは同ファンドの清算回避を目指しており、18日の債権 者との協議で融資の方針を打ち出した。同ファンドは運用成績悪化から、先週 40億ドルのモーゲージ債の売却を迫られた。ファンド解消の可能性があるため、 市場ではサブプライム住宅ローン(信用力の低い個人対象のローン)担保債券や 債務担保証券(CDO)関連の損失が一段と拡大するとの懸念が出ている。

スミス・ブリーデン・アソシエイツでCDOを扱うポートフォリオマネジャ ー、ピーター・ノラン氏は「ベアー・スターンズの今回の件が単独の事例にとど まるのか、他のファンドも同じような証券を買い、運用成績悪化や償還を迫られ ているかは不明だ」と述べた。

ベアー・スターンズ広報担当のラッセル・シャーマン氏に電話取材を試みた が、返答は得られていない。メリルリンチ広報担当のジェシカ・オッペンハイム 氏とJPモルガン広報担当のブライアン・マーチオニ氏は、コメントを差し控え た。

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