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ロンドンにインド人観光客殺到、日本人は半減-インド経済の強さ反映

インド人観光客によるロンドンでの支出が 日本人観光客の支出額を初めて上回ったことが、ロンドンの観光推進団体ビジッ ト・ロンドンの最新データで14日までに分かった。インド経済の強さとロンド ンの観光客の変化を鮮明にする結果だ。

それによると、インド人による昨年の支出額は1億3900万ポンド(約337 億円)となり、前年の1億700万ポンドや、2003年の7800万ポンドから増加 した。インド人観光客数は03年の13万人から昨年は21万2000人に増えた。

バッキンガム宮殿で衛兵の交代を見物していたニューデリーの公務員、ラ ジェッシュ・サクサナ氏は「重要なのはどれほど懐具合がいいかだ」と述べ、 「子供のころはいつかロンドンに行きたいと夢見ていた。インドは今、経済力を 高めて繁栄しており、われわれには夢を実現できるようになった」と語った。

アジアで4番目の経済大国であるインドは、世界の主要国で中国に次いで 2番目の高成長を遂げている。インド準備銀行によると、同国の3月末までの1 年間の経済成長率は8.5%となる見通し。過去4年間平均成長率は8.6%。120 億ドル規模のインド不動産業界は年率30%のペースで成長している。

人事コンサルタント会社ヒューイット・アソシエーツは3月、給与が今年、 平均で14.5%増加する可能性があり、約3億人とされる中流層をさらに豊かに すると分析した。

国会議事堂前の広場にいたインド人観光客、ラクシュミ・プラティパティ 氏は「中流階級だった人々が中流層の上部に上ってきている」と述べ、「彼らは カネを持っており、世界中の場所を旅したいと考えている」と語った。

インド人観光客が台頭するなか、ロンドンを訪れる日本人は減少しており、 訪問者数は2000年の43万4000人から昨年は23万人に落ち込んだ。昨年の支 出額は1億2300万ポンドだった。

ビジット・ロンドンの広報担当者、ケン・ケリング氏は「インドからの観

光客数は今後数年で相当急速に伸びるだろう」と予想。ロンドンはインド人観

光客誘致で米国やオーストラリア、南アフリカと競争しているが、英国とイン

ドの歴史的関係から多くのインド人が英国を支持するだろうと指摘した。イン

ドは1947年に英国の植民地支配から独立した。同氏はまた、インドの映画産

業「ボリウッドがロンドンで撮影を多数行っているため、観光客をひきつける

大きな要因となっている」と述べた。

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