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介護事業「あらゆる選択肢」、できれば継続-Gウィル折口会長謝罪(5)

介護保険サービス事業の拠点更新停止といった行 政処分に対してグループ内での事業譲渡を発表していたグッドウィル・グループの折 口雅博会長兼最高経営責任者(CEO)は8日、介護事業には「あらゆる選択肢があ る」と述べ、国民の理解が得られれば継続する意思を示した。内部譲渡は処分逃れの 対応などと厚生労働省が譲渡凍結の行政指導をしたことを受けた謝罪会見で語った。

都内の本社で記者会見した折口会長は冒頭、介護事業子会社コムスンの問題で関 係者に迷惑をかけて大変申し訳ないと謝罪した。今後47都道府県に謝罪行脚もする。 コムスンをめぐっては厚労省が6日、不正手続きによる指定申請への行政処分として、 全事業所の新規指定と指定更新を認めない処分を下した。

これに対しGウィルは同日、グループの別の子会社の日本シルバーサービス(N SS、東京都目黒区)へのコムスン事業の譲渡を発表、処分回避とも受け取れる対応 をした。この点について折口会長は、顧客そして従業員の不安を解消することが真意 と弁解、「決して脱法行為ではない」と伝え方が稚拙だった強調した。

そのうえで介護事業については、「思い入れがある」として可能ならば継続する 方針を示した。NSSへの介護事業譲渡についてはいまのところ凍結しているが、今 後の対応は明確にしなかった。同時に厚労省や顧客の考えを第一に考えて、外部に事 業譲渡する選択肢も否定しなかった。

会見に同席したコムスン樋口公一社長は今回の混乱の責任をとって辞任すると自 ら語った。辞任時期や後任は未定。

折口会長1年間報酬ゼロ

折口会長は自身の経営責任について「辞めるべきことをしてしまったのかも」と 述べた。同時に「わたしが続けないとグループの社会的使命は果たせない」として、 引き続き経営に当たる意思を強調した。「きちんと経営をすることこそが大事」など としている。ただ、折口会長は1年間報酬をゼロ、他の役員は半年間報酬をゼロとす る。

Gウィル株の終値はストップ安となる前日比5000円(8.1%)安の5万6800円。 売り注文が多く取引時間中は値が付かず、終了時の比例配分(買い注文数に従って売 り注文を振り分けて値を付ける手法)で売買が成立した。行政処分が表面化した6日 以降3日連続のストップ安となり、この間の下落率は31%に達する。

--共同取材 東京 久慈さおり Editor : Okimoto

桑子 かつ代 Katsuyo Kuwako +81-3-3201-8311 kkuwako@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net Peter Langan +81-3-3201-7241 plangan@bloomberg.net

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