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【個別銘柄】設備投資関連、ノンバンク、ビクタ、ドクタC、ラウワン

8日の日本株市場における主な材料銘柄の 値動きは次の通り。

設備投資関連株:オークマ(6103)は一時5.6%安の1740円、日立建機 (6305)は3.8%安の4290円、ファナック(6954)は3%安の1万1260円ま で下げる。内閣府が8日発表した4月の機械受注統計では、国内の民間設備投 資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」は、季節調整済みで前月比2.2% 増と3カ月ぶりのプラスだったが、伸び率は市場予想の4.5%増を下回った。

ノンバンク株:アイフル(8515)が一時6.3%安の3430円、クレディセゾ ン(8253)が12%安の3020円と急落。最高裁判所は7日、オリエントコーポ レーション(8585)に対する過払い利息請求訴訟で、過去に発生した過払金は その後の新たな借入れの返済に充当できると初めて判断、返還請求が今後増え ると、利益圧迫要因になると警戒された。52週安値のクレセゾンを含む小売系 信販会社には、ダイエーが保有するオーエムシーカード株の売却先は三井住友 フィナンシャル・グループが有力との報道が今週に入って相次いでいる。

日本ビクター(6792):一時4.9%安の481円と、5月16日に付けた52 週安値を更新。8日付の朝日新聞朝刊は、親会社の松下電器産業による米大手 投資ファンドのテキサス・パシフィック・グループ(TPG)へのビクター売 却交渉が決裂する可能性が高まったと報道。これを受けて先行き不透明感が広 がり、みずほ証券の張谷幸一アナリストは、松下電産が「うまい具合にビクタ ーを外せるとの期待が高まっていた」が、こうした期待が後退したと解説。

シャディ(8048):ストップ高(値幅制限の上限)水準となる前日比200 円(19%)高の1272円まで買い気配値を切り上げた。レギュラーコーヒーの UCC上島珈琲(神戸市中央区)が7日、子会社のシャディを株式公開買い付 け(TOB)により完全子会社化にすると発表した。TOB価格は1株1500 円と、前日終値(1072円)を40%も上回ることから、同水準にさや寄せした。

巴工業(6309):一時4.5%高の1710円まで続伸。電子材料や機能材料な ど、原料となる化学品の輸入を手掛ける商社部門が想定以上の伸びを示してい る。石油化学産業向けの機械も順調で、今通期(2007年10月期)の連結業績 予想を上方修正しており、収益の拡大傾向が評価された。

電通(4324):一時1.5%安の33万1000円と3日続落。サッカー・ワー ルドカップ効果の反動減などで足元の売上高が低調。7日に公表された5月の 単体売上高は前年同月比5.9%減と、2カ月連続のマイナスになった。収益け ん引役への成長が期待されるインターネット広告についても、取り組みの遅れ が一部アナリストの間で指摘され、先行きに強気にはなれない状況が続く。

ドクターシーラボ(4924):一時4.2%高の17万5000円まで買い進まれ、 約5カ月半ぶりに200日移動平均線(投資家の長期的な売買コストの平均)に 回帰。コスト管理を徹底、営業利益率の改善に取り組んでおり、7日の第1四 半期(07年2-4月)業績開示で、利益率が向上しつつあることが確認できた。 株価の底打ち反転を期待する買いが優勢に。

三井ハイテック(6966):一時5.3%安の1606円と急反落。デジタル家電 などに使う電子部品で、主力のICリードフレーム事業が好調に推移し、売上 高は2けたの伸びを示している。しかし、原材料価格の上昇が重しとなって利 益率が低下、第1四半期(2-4月)の連結経常利益の伸びは鈍く、売りに押 された。

日本航空(9205):一時1.3%安の237円まで反落。7日付の朝日新聞は、 JALが主要取引銀行への資本支援要請をいったん取り下げると報じた。JA L側は正式に認めていなかったものの、これまでは資本支援要請による財務安 定化期待が株価を支えていただけに、買い要因の後退と見られた。クレディ・ スイス証券の板崎王亮ディレクターは、「株主総会の直前直後は好ましくない ので、しばらく業績の推移を見守ろうと判断したのでは」と推察。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):一時1.4%安の139万円 まで下落。8日付の日本経済新聞朝刊で、金融庁が三菱UFJに対し、複数の 業務を対象に行政処分を出す方針を固めたと報じられた。投資信託の窓口販売 で不適切な行為があったというもので、今後の手数料収入や新規顧客の獲得な どに悪影響が出るとの懸念が先行。ただ、金利高恩恵を受ける業種との評価は 根強く、一目均衡表の抵抗帯、いわゆる「雲」の上限に下支えされた。

日本オラクル(4716):一時2.7%高の5350円と、6営業日ぶりに反発。 日本版SOX法の適用に備えた需要増などで、今期(08年5月期)業績は3期 連続の最高益になる見通しと8日付の日本経済新聞が報道。業績の先行きに強 気の見方が広がった。同社IR部の谷口恵子氏は、「期が閉まる1週間前から 決算発表日までは、インサイダー情報が飛び交いやすく、業績に関する情報は 出せない。日経報道は憶測。決算発表日は来週中に確定する」とコメント。

タカギセイコー(4242):ジャスダック市場に新規上場し、初値は公開価 格(600円)を3.2%上回る619円。その後は631円まで上げ幅を拡大する場 面があった。公開株数250万株に対し、午前の売買高は244万株に達する。主 幹事は大和証券SMBC。富山県高岡市に本社を有し、自動車やOA機器、通 信機器などに使うプラスチック部品の製造・販売を手掛ける。

シーシーエス(6669):2.7%安の47万5000円と3日続落。液晶表示装 置業界の在庫調整のあおりを受けて、電子・半導体関連向けの照明が低迷中。 新製品投入などで販売管理費も増加し、今期(2007年7月期)の業績下振れが 警戒された。7日の取引終了後に公表した第3四半期累計(06年8月-07年 4月)の連結経常利益は前年同期比2.2%増の5億9200万円で、通期計画(9 億円)に対する進ちょく率は65%。

藤森工業(7917):一時3.9%高の1195円と続伸。コスモ証券では7日付 で、投資判断を従来の「Bプラス」から最上位の「A」に引き上げ。新工場の 立ち上げ負担は重しながら、偏光フィルム用プロテクトフィルムの伸びは続い ており、足元のPBR0.7倍は売られ過ぎと判断している。

ラウンドワン(4680):一時5.6%安の20万1000円と急落。5月単月の 売上高は前年同期比21%増の64億9300万円。ただ、会社計画と比べ1.5%届 かなかった。ボウリングは増えたものの、フットサルなどのスポッチャ、アミ ューズメントが落ち込んだことが響く。

システムプロ(2317):一時6.8%高の11万円と反発。07年4月中間期 の連結純利益は前年同期比43%増の3億6400万円。携帯電話向けのモバイ ル・ネットワーク事業、ウェブサイト開発支援事業のネットワーク・ソリュー ション事業がともに好調に推移していることが確認された。通期の純利益計画 7億8000万円(前期比30%増)は据え置き。

ブルドックソース(2804):一時3.3%安の1600円と急反落。米系スティ ール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド(SPJSF)に よるTOB(株式公開買い付け)に反対の意を表明、対抗策として新株予約権 無償割り当てを株主総会に諮ると7日に発表した。特別決議を前提に、新株予 約権を発行、スティール以外の株主に権利行使を可能にしてスティールにTO B撤回を促す。

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