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電通が3連敗、W杯反動で5月売上高は2カ月連続減-ネット広告カギ

広告代理店大手、電通の株価が3日続落。サ ッカー・ワールドカップ効果の反動減などで足元の売上高が低調に推移している。 収益をけん引する広告として期待されるインターネット広告への取り組みの遅れ も一部では指摘されており、業績の先行きに対して強気にはなれない状況が続く。

午前9時11分現在の株価は前日比1000円(0.3%)高の33万5000円。過 去の株価推移を見ると、3月下旬以降、33万円から35万円のボックス相場に入 っており、業績の先行きを見極めたいとする市場参加者の心理を示す。

同社が7日発表した月次売上高状況によると、5月の単体売上高は、前年同 月比5.9%減の1170億円と2カ月連続でマイナスを記録した。業種別の内訳を 見ると、主力のテレビが同9.2%減の590億円と落ち込んだほか、新聞、雑誌も 前年実績を割り込んだ。

UBS証券の金子敦子アナリストは、06年度の消費者金融の広告費抑制や、 ドイツ・サッカー・ワールドカップの反動減の影響を考慮すると、業績は6、7 月が底のめどになるとの見解。ただ、「広告が持続的に企業全体の売り上げ成長 を上回っていくためには、ネット広告の展開がカギ。インターネットを活用した 広告機能の引き上げは、UBS予想より遅れている印象だ」(7日付のリポー ト)と指摘している。

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