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【個別銘柄】Gウィル、日立造、マリコン、富士通、丸紅、タケエイ

7日の日本株市場における主な材料銘柄の 値動きは次の通り。

グッドウィル・グループ(4723):終値は前日比1万円(14%)安の6万 1800円と制限値幅いっぱいのストップ安水準で比例配分。東証1部の下落率1 位。厚生労働省が6日、Gウィル子会社で介護保険サービスを手掛けるコムス ンの全国の事業所について、新規指定と指定更新を認めないとの処分を決定。 業績に悪影響を及ぼす可能性が警戒された。Gウィルは6日夜、コムスン全事 業についてグループ内の別子会社に譲渡すると発表したが、行政処分の影響を 避け奇策として、コンプライアンス面の意識の低さを指摘する声もあった。

日立造船(7004):24円(10%)高の255円と6連騰。一時11%高の256 円と、約1カ月ぶりに52週高値を更新。同社が手掛ける造船、エネルギー製 品両分野の業況が良好で、今後の業績変化、復活を期待する声がアナリストの 間からも出始めた。低位株への投資人気も手伝って売買高は1億6740万株と、 過去半年で1日としては最高の1億6300万株(4月20日)を更新。東証1部 の売買高で1位。野村證券金融経済研究所の岡嵜茂樹アナリストは6日、企業 紹介レポートで日立造を取り上げ、造船とエネルギー製品で復活すると予測。

エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート(3850):7日に東証マザー ズ市場にIPO(新規株式公開)した。公開価格18万5000円に対して約2倍 となる37万5000円で買い気配のまま終えた。差し引き1370株の買い注文を 残した。主幹事は大和証券エスエムビーシーが務めた。

マリコン株:海洋土木が主力のいわゆる「マリコン(マリンコンストラク ション)」と言われる五洋建設、東亜建設工業、若築建設などが軒並み急上昇 している。世界的な景気拡大を背景とした物流需要を受け、港湾施設の増強に 期待感が強いほか、ここ最近の低位株への投資人気が波及、株価100円台の銘 柄が多いマリコン株が市場参加者の注目を集めている。

富士通(6702):27円(3.2%)安の820円と急落。一時36円(4.3%)安 の811円まで売られた。全額出資の販売子会社が、存在しない商品を伝票上で 売買する「架空循環取引」を繰り返していたと読売新聞電子版が報じた直後か ら、業績などへの悪影響を懸念する売りが一気に出たもよう。

丸紅(8002):20円(2.1%)高の996円と9営業日続伸。一時は1990年 2月20日以来、約17年5カ月ぶりに1000円の大台に乗せた。資源価格の高 止まりが続くとの見通しから、今期(08年3月期)の業績予想は保守的との見 方が根強く、市場平均と比較して株価水準が割安であることも買い安心感につ ながっている。証券アナリストによる強気判断が連日相次いでおり、この日も 日興シティグループ証券は買い判断に格上げした。

小池酸素工業(6137): 17円(2.3%)高の755円と4連騰。一時は

2.7%高の758円を付け、1991年12月以来、約15年半ぶりの高値圏回復。東 アジアの経済発展を背景に海運業界が船舶増強を急ぐ中、同社製の造船向け溶 接機やレーザー切断機などへの受注が拡大しており、今期は連結ベースで過去 最高の営業利益となる見通しだ。米国や欧州でも一般産業向けが伸びており、 安定的な成長が期待された。

チヨダ(8185):165円(6.6%)安の2345円。商いを伴って急落した。 一時は200円(8%)安の2310円まで下げ、年初来安値を更新。ネガティブ なニュースが新たに出た訳ではないとの声が聞かれる中で、朝方から1000株、 2000株単位の売り注文が断続的に流入。過去半年のチャートは、年初からの下 値抵抗線だった2500円付近を一気に下抜け、一目均衡表では基準線が下向く など弱気転換のサインも出て、売りが売りを呼ぶ展開になった。

TBS(東京放送・9401):90円(2.3%)安の3850円と反落。一時は

4.3%下げ、3770円を付けた。7日付の東京新聞1面で、楽天とTBSの両社 長が先月会談した際、楽天の三木谷浩史社長が自身の社外取締役の就任を条件 に、TBS株を売却する可能性を示唆したと報じられた。これまで、楽天側が 買い増しの方針を示していただけに、今後は需給バランスが崩れ、株価の上昇 余地は限られると警戒された。

日本ロングライフ(4355):2750円(8.5%)安の2万9500円と急反落。 一時11%安の2万8660円まで値を下げた。収益の2本柱である老人ホーム事 業と在宅介護事業がともに不振で、今期(2007年10月期)の連結損益が赤字 に転落する見通し。前日にストップ高(制限値幅いっぱいの上昇)を演じた状 況から一転、失望売りを浴びた。

武田薬品工業(4502):150円(1.8%)安の8190円と続落。一時は

4.1%安の8000円まで値下がりする場面も見られた。同社の成長をけん引する 糖尿病治療薬「アクトス」に絡み、心疾患リスクの記載を最大限明記するよう 米食品医薬品局(FDA)が勧告したことが嫌気されている。高リスク患者へ の処方が減るとのイメージが持たれ、売りが膨らんだ。

タケエイ(2151):740円(10%)高の8070円。一時、値幅制限の上限 (ストップ高)となる1000円(14%)高の8330円を付ける場面も。同社は5 月30日に東証マザーズ市場へ新規株式公開(IPO)した企業で、廃棄物の 回収や整理を手掛ける。フィデリティ投信が同社株式を発行済み株式増数の 5%超保有していることが分かり、同業他社と比較した割安感も重なって、機 関投資家も投資対象にする企業として再評価機運が高まった。

鉱業株:国際石油開発帝石ホールディングスは3万円(2.6%)高の118 万円で取引を終えた。住友石炭鉱業、日鉄鉱業なども高い。6日のニューヨー ク原油先物7月限終値は、クルド人ゲリラを追跡して数千人からなるトルコ軍 がイラク北部に進軍したとの報道を受けて前日比35セント(0.53%)高の1 バレル=65.96ドルと反発したことがきっかけ。東証業種別33指数は上昇率首 位。一時は20.61ポイント(2.4%)高の872.96を付け、52週高値更新した。

井関農機(6310):16円(6.7%)高の256円と急騰。一時10%以上の上 げを見せ、東証1部の値上がり19位。大阪証券取引所は6日、同社株の監理 ポスト割り当てを解除すると発表。上場廃止リスクが後退したことから、目先 の信用不安が払しょくされ、買いが先行した。

アルデプロ(8925):1300円(3.1%)安の4万500円。再生した中古マ ンションの販売が好調に推移し、今期(07年7月期)の業績予想を6日に上方 修正した。好業績への評価は根強いものの、前日まで6連騰して9%高、この 日上昇すればサイコロジカルラインは9勝3敗と目先の過熱を示す水準に達し ていただけに、いったん売り圧力が高まる結果となった。

インテックホールディングス(3819):27円(1.5%)高の1806円と続伸。 一時は35円(2%)高の1814円まで買われ、06年10月の持ち株会社移行後 の最高値を更新。金融機関向けの大型案件など受注残が豊富で、事業環境は良 好だ。会社側の今期(08年3月期)業績予想を上回ることが可能と見られる上、 ほかのソフトウエア関連企業に対して投資指標も割安との認識も広がった。

ショーワ(7274):85円(5.8%)高の1555円と4営業日ぶりに急反発。 今期の業績が減収減益になるとの見通しを公表したことを受け、4月27日の 取引で9%近く急落して以降、年初来安値水準で推移していたが、これまでの 下落は過剰反応との見方が一部アナリストの間から示された。メリルリンチ日 本証券は6日、ショーワの投資判断を従来の「中立」から「買い」引き上げ。

田崎真珠(7968):26円(4.8%)安の515円と続落。一時は6.3%安の 506円と年初来安値を更新した。東証1部の下落率で18位。国内卸売の不振や 販売促進費増などが響き、07年4月中間期の連結純損益を従来予想の3億円の 黒字から32億2000万円の赤字に修正、業績の先行きが懸念された。

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