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日ロングラ株が急反落、介護不振で今期は赤字転落へ-前日ストップ高

介護サービスを手掛ける日本ロングライフの 株価が売り気配で始まり、一時3250円(10%)安の2万9000円と急反落。収益 の2本柱である老人ホーム事業と在宅介護事業がともに不振で、今期(2007年 10月期)の連結損益が赤字に転落する見通しとなった。前日にストップ高(制 限値幅いっぱいの上昇)を演じた状況から一転、失望売りを浴びている。

6日の取引終了後に、4月中間期と07年10月通期の業績予想を下方修正。 通期の連結業績は、経常損益が4000万円の赤字(従来予想は7500万円の黒字)、 最終損益は9800万円の赤字(同2800万円の黒字)を見込む。前期実績ベースで 売上高の約7割を占めるホーム介護事業において、他社との競争激化によりホー ムの居室の販売が予定通りに進まず、利益面ではコストを吸収することができな かった。また売上高の2割超を占める在宅介護事業も苦戦。昨年4月に介護保険 法改定で事業報酬が変更された影響で、利益率が低下した。

Gウィル恩恵は1日ではく落

一方、厚生労働省は6日、グッドウィル・グループ子会社で介護保険サービ スを手掛けるコムスン(東京都港区)の全国の事業所について、新規指定と指定 更新を認めないとの処分を決めた。厚労省によるこの決定を受ける形で、業績へ の悪影響を警戒した売りを集めたGウィル株は、前日にストップ安(値幅制限の 下限)と急落。これに対し、同業他社の一部は競争力が高まるとの見方を背景に 買われ、日ロングラやニチイ学館、ジャパンケアサービスの株価はそろってスト ップ高(値幅制限の上限)水準まで買い進まれていた。

東洋証券情報部の檜和田浩昭ストラテジストによると、コムスンへの処分が 競争の激化する介護を巡る事業環境の緩和につながるとの思惑から、前日は日ロ ングラをはじめ同業他社株が軒並み上昇となったが、「流入した資金の大半は値 動きの軽さに着目した短期筋が中心とみられ、資金の逃げ足は速い」という。

この日は、ニチイ学館が一時10%安の1980円まで下げて始まっている半面、 ジャパンケアサービスは13%高まで上昇し3日続伸の動きとなっている。

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