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【個別銘柄】丸紅、Gウィル、NECエレ、OMC、共立メンテ、楽天

6日の日本株市場における主な材料銘柄の 値動きは次の通り。

丸紅(8002):9.3%高の976円。一時10%以上の上げとなり、52週高値 を更新。資源高の恩恵や海外での発電事業といった非資源分野の成長を背景に 好業績期待が高まった。大和総研は5日付で、投資判断を「2」から最上位の 「1」に、目標株価を880円から1180円に引き上げた。一方、6日付の日経新 聞は、アラブ首長国連邦(UAE)で発電・海水淡水化事業に乗り出すと報じ た。買いは商社株全般に広がり、東証1部卸売指数はTOPIXに対する上昇 寄与度で1位。

グッドウィル・グループ(4723):午後に売り注文が殺到し、12%安の7 万1800円のストップ安(値幅制限いっぱいの下落)比例配分。差し引き12万 9600株の売り注文を残した。厚生労働省が6日午前、子会社で介護保険サービ スを手掛けるコムスンの全国の事業所について、新規指定と指定更新を認めな いとの処分を決めたことを受け、同事業に対する不透明感が高まり、売りが広 がった。一方、同業他社は競争力向上期待から買われ、ニチイ学館(9792)と ジャパンケアサービス(7566)がストップ高。

NECエレクトロニクス(6723):9.2%高の3200円。上場来安値(2605 円、5月23日)からの戻りを試していたところに、固定費削減などによる今 期の業績好転見通しを理由に、マッコーリー証券が投資判断を引き上げたため、 上昇に弾みが付いた。

オーエムシーカード(8258):9.4%高の1093円と大幅続伸。5日付の読 売新聞夕刊は、ダイエーが検討しているOMC株30%分の売却先として三井住 友フィナンシャルグループが有力で、売却額は約1000億円と報じた。前日は、 資本関係や経営安定化への期待で午後に入って制限値幅いっぱいのストップ高 水準まで買われており、この流れを引き継いだ。

共立メンテナンス(9616):8.5%高の2430円と大幅続伸。寮事業、ビジ ネスホテル事業に次ぐ第3の柱として、リゾートホテル事業の復活に期待が高 まり、約2カ月半ぶりに25日移動平均線を上抜けた。JPモルガン証券では、 新規に投資判断を「OVERWEIGHT」に設定。

楽天(4755):1.7%安の3万9900円と、終値では12営業日ぶりに4万円 の大台を割り込んだ。TBS株取得をめぐって材料が相次ぎ、株主総会シーズ ン入りを前に状況を見極めようと、積極的な買いが入りにくい。一部報道では、 TBSの会計帳簿閲覧を求める仮処分を東京地方裁判所に申請する方針とも伝 えられており、司法を巻き込んだ局面に入る可能性も浮上した。

タカショー(7590):6%高の543円と急反発。約3カ月ぶりの高値水準 を回復した。第1四半期決算(1月21日-4月20日)で、ガーデニングブー ムを追い風に足元の業績が会社側の計画を上回って推移していることが分かり、 通期業績予想の上方修正期待が高まった。

ユニ・チャームペットケア(2059):2.4%高の4230円。北米で犬・猫用 の紙おむつや尿吸収シートなどを販売する方針が示され、将来的な収益貢献が 期待された。国内市場においても、シェア拡大などで成長余地があるとし、株 価が割安との声が一部アナリストの間から出た。

オプト(2389):3.9%高の26万8000円と3営業日ぶりに急反発。資産運 用会社のスパークス・アセット・マネジメントが発行済み株式総数の6%超ま で保有していることが大量保有報告書で明らかになった。保有目的には、状況 に応じて経営陣に重要提案行為を行うとしており、企業価値の向上を図る施策 が会社側とスパークス間の協議の中で出てくると期待された。

伊藤園(2593):1%安の3940円。飲料市場での競争激化を背景に、今 期(08年4月期)の収益見通しが市場予想を下回り、収益環境の厳しさが認識 された。ただ、UBS証券などアナリストの間では業績計画は慎重過ぎるとの 声も出て、投資家の短期的な売買コストを示す25日移動平均線(3939円)で 下支えられた。

上組(9364):1.7%高の1094円と5連騰。一時は5.4%高の1134円と、 1994年10月以来、12年8カ月ぶりの高値を付けた。世界的な経済成長で物流 需要が拡大するなか、これまで実施してきた設備増強の効果が表れて、港湾輸 送や倉庫輸送関連が順調に推移していくとの見方が広がった。クレディ・スイ ス証券は投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に引き上げた。

鶴弥(5386):株価は5月半ばから反転傾向にあり、一時0.3%高の777 円と上昇した。終値は変わらずの775円。洋風瓦「スーパートライ」が国内で シェアを高めている上、海外では中国の富裕層を中心にニーズが増えている。 名古屋、中国という国内外景気のけん引地域における住宅建設需要の恩恵を受 けており、好業績を見直す動きが広がってきた。

アッカ・ネットワークス(3764):一時2.6%安となった。終値は前日比 変わらずの22万8000円。同社は6日、イグナイト・グループが新生銀行を主 要投資家として設立した「イグナイトBB投資事業有限責任組合」が、NTT コミュニケーションズ(NTTコム)から同社株5%を取得すると発表。「N TTとの関係があってこその会社と、とらえている人が多い」(大和総研の西 村賢治シニアアナリスト)という。

ニッチツ(7021):4%高の514円と、変わらずを挟んで6連騰し、52週 高値を更新した。自動車専用運搬船など新造船の活況が続き、ハッチカバーや カーデッキなどが好調。液晶ガラス向けの珪石材料も回復が見込まれ、好業績 期待が根強いものの、今期の予想PERは11倍と、東証1部の平均20倍より 割安なことで再評価された。

シンニッタン(6319):0.9%高の778円と8連騰。シンニタンと筆頭株主 である米系資産運用会社のセーフ・ハーバー・インベストメントが委任状争奪 戦に乗り出すと、6日付の日本経済新聞朝刊が報じた。同ファンドの動きによ って、株主総会シーズンを前に企業価値の向上が見込めるとの期待感が再燃し、 5月下旬以降、上昇に弾みが付いている。

大明(1943):4.9%高の1333円と急反発し、4月中旬以来の水準に戻し た。通信会社の設備投資計画の増額による業績押し上げ、株主還元強化の可能 性が一部アナリストの間から指摘され、投資家の長期売買コストを示す200日 移動平均線を上抜け、直近のチャートはダブルボトムを形成した。日興シティ グループ証券は5日付で、大明の投資判断を従来の「中立/中リスク(2M)」 から「買い/中リスク(1M)」に引き上げた。

ピーエイ(4766):48%高の155円とストップ高水準まで急伸。午後の取 引開始後まもなく成立した売買を最後に買い気配で推移し、そのまま終了した。 アジア人技術者の採用支援事業を始めると6日付の日経新聞朝刊で伝えられ、 国内での人材不足を背景に需要は高いとの見方から、将来の業績貢献が期待さ れた。同社は求人情報誌を手掛ける。

ラクーン(3031):ストップ高水準となる4万円高の27万5000円で買い 気配のまま終えた。5日に発表した前期(07年4月期)業績予想の修正で、広 告費用の減少で赤字幅が縮小したことが分かり、目先の業績に対する安心感が 広がった。同社は流通業向けの電子商取引を運営、いわゆるネットを活用した 問屋的存在。

ハイデイ日高(7611):0.8%安の1174円と続落。5月の既存店の売上高 は前年同月比0.7%増と堅調に推移したが、客単価は同3%低下で2カ月ぶり 前年実績を割り込む。

幸楽苑(7554):0.7%安の1143円。5月の直営店既存店の売上高は前年同月 比4.5%減と振るわなかった。

澁澤倉庫(9304):2.4%高の730円。一時3.5%高の738円と、2005年12 月29日に付けた高値740円に迫った。米系投資ファンドのプロスペクトアセッ トマネジメントが同社株式の発行済み株式総数の6%超を保有したことが明ら かになり、これを材料視した個人投資家などの買いが活発化した。

トラストワークス(2154):ジャスダック市場にきょう新規上場、午前10 時15分に公開価格(29万円)を72%上回る50万円で初値を付けた。その後 51万5000円まで上昇したが急速に売りに押され、終値は41万8000円となっ た。製造業向けの業務請負、技能労働者派遣などを展開している。

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