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Gウィル株がストップ安売り気配、厚労省がコムスンの処分を決定

人材派遣業大手のグッドウィル・グループの株 価が午後、ストップ安売り気配となっている。厚生労働省が6日、グッドウィル・ グループ子会社で介護保険サービスを手掛けるコムスン(東京都港区)の全国の事 業所について、新規指定と指定更新を認めないとの処分を決めたことを受け、同社 の主力事業に対する不透明感が高まったとの見方から売りが広がっている。一方、 同業他社の一部は競争力が高まるとの観測から買われている。

午後2時9分現在、グッドウィル・グループの株価は前日比1万円(12%)安 の7万1800円の水準で売り気配。買い注文が3213株、売り注文が11万7976株。 同業のニチイ学館はストップ高となる前日比300円(16%)高の2200円で買い気 配、ジャパンケアサービスは同74円(31%)高の310円。

丸八証券の細井克己企業調査部長は「グッドウィル・グループは厚労省の処分 で、これまで成長してきた介護事業の先行きが不透明になったことで売られている。 介護事業の競争が厳しくなるなか、コムスンへの処分は同業他社にはメリットとの 見方から、同業他社は買われている」と述べた。

厚労省老健局介護保険指導室の三尾谷和夫・室長補佐はブルームバーグ・ニュ ースの取材に対し、今回のグッドウィル・グループの行政処分は、青森県と兵庫県 の事業所で不正な手続きによる指定申請が認められたことに伴う行政処分と述べ た。

新規指定と指定更新の不許可は2011年12月7日まで。厚労省はこの処分内容 をコムスンに6日午前通知した。事業所の指定更新は6年ごとに義務付けられてお り、08年4月以降に更新期日がくる事業所から順次更新が受けられなくなる。コ ムスンの介護サービス事業所は5月末で全国2081カ所。

厚労省の処分についてコムスンは、「事実関係を確認中で、確認でき次第午後 にも何らかの発表をする」(奥寺聡美・広報室担当者)とコメントした。

--共同取材:上野 英治郎 Editor:murotani

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