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カナダ・ドルに「栄光」の1976年再来も-1米ドルに匹敵する日々

1976年のカナダ。モントリオールでは夏季五 輪が開催され、トロントでは世界で最も高い建造物、CNタワーが建設された。 その年の11月、カナダ・ドルの価値は1米ドルに匹敵していた。

石油や銅、木材の輸出拡大により、カナダ・ドルは31年ぶりに1カナダ・ ドル=1米ドルの水準に達するだろうと、カナダのジョン・マンレー元財務相 は指摘する。カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIB C)やナショナル・バンク・オブ・カナダ、米ステート・ストリートも1年以 内にカナダ・ドルが同水準へ上昇すると予想している。

2002年半ばから03年にかけて財務相を務めたマンレー氏は先週、インタビ ューに応じ、「カナダが多くを保有する商品を世界が買いに回っている。この需 要があるかぎり、カナダの通貨は上昇する」と語った。

カナダ・ドルはここ4カ月で対ドルで11%上昇。要因となったのは05年以 来のカナダの高成長で、海外からの対カナダ投資は過去最高の832億ドル(約 10兆1500億円)となり、カナダ銀行は利上げを示唆している。同国の原油埋蔵 量は中東を除き、世界最大。

先週のカナダ・ドル相場は1.8%上昇し、1日は1カナダ・ドル=0.9427 米ドルで終了。同日は一時、0.9435米ドルと、1977年7月以来の高値を付けた。 過去最安値は02年1月21日に記録した0.6176米ドルで、当時の原油相場は1 バレル当たり約18ドルにすぎなかった。

マンレー氏はカナダ・ドルが1米ドルになる「あらゆる理由が存在してい る」と語り、カナダ・ドルを売れば「大損するだろう」と述べた。

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