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米メリル、住宅金融会社・証券化担当のマネジングディレクターが退社

米証券会社メリルリンチで住宅金融会社向 け融資と住宅ローンの証券化を手掛けていたマネジングディレクターのマシュ ー・ウェーレン氏は24日までに、今月メリルを退社していたことを明らかにし た。

ウェーレン氏は、サブプライム住宅ローンの延滞が増加している時期にメ リルをそのようなローン債権を担保とした証券の組成で最大手に押し上げたチ ームの一員だった。メリルは2006年12月に、サブプライム住宅ローン大手の ファースト・フランクリン・ファイナンシャルを13億ドル(約1600億円)で 買収した。

ウェーレン氏は住宅金融会社からのローン債権買い取りも手掛けていた。 同氏はインタビューで、「市場が落ち着くのを待って退社した」と述べた。「退 社を迫られたわけではない。実際、多くの人にとって興味深いと思われる責任 あるポストを提案されたが、新しいことをやってみるべきときだと感じた」と 同氏は説明した。5月3日に退職した同氏は、利益相反を避けるためまだ転職 先を見つけていないという。

メリルの広報担当者ウィリアム・ホールディン氏は、ウェーレン氏の退社 について「残念だ」と述べるにとどめた。

昨年12月以来、信用力の低い借り手を顧客とするサブプライム住宅ローン 会社の少なくとも6社が破たんしている。メリルは今年4月に、07年1-3月 (第1四半期)の住宅ローン担保証券引き受け・組成・トレーディングによる 収入が減少したことを明らかにした。フォックスピット・ケルトンのアナリス ト、マシュー・ハウレット氏は、メリルはファースト・フランクリンに6億ド ル多く払いすぎたかもしれないと述べた。

メリルでウェーレン氏の前任者だったコンラッド・デサンティス氏は、ロ ーン債権を買い取る相手となる小規模住宅金融会社が減ってしまったため、ウ ェーレン氏のポストは必要性が低下したのだろうと話した。メリルでは今年、 ウェーレン氏以外に住宅ローン担保証券担当の少なくとも3人が退社している。

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