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日本株は下落、クレセゾンなど業績悪化銘柄に売り-鉄鋼株も安い

東京株式相場は小幅高で始まった後、下落 に転じた。貸出上限金利の引き下げの影響などで前期(07年3月期)の連結純 利益が前の期比65%減となったクレディセゾンを中心にその他金融株が安い。 今期(08年3月期)増益率が鈍化するミツミ電機など業績に不安が出た銘柄へ の売りが目立つ。個人投資家に人気の高い新日本製鉄などの鉄鋼株なども下げ ている。

十字屋証券第1ディーリングチームの岡本征良チームリーダーは、「円安 進行で輸出株は買われているが、つかみどころのない相場だ。新興市場が下げ 止まらず、昨日あたりから東証1部にも影響が出始めている。新興市場はきょ うが決算のピーク。新興市場をにらみながらの展開になるだろう」との見方を 示した。

午前9時32分現在の日経平均株価は、前日比31円38銭(0.2%)安の1万 7467円22銭。TOPIXは同2.17ポイント(0.1%)安の1705.10。

東証1部鉄鋼指数が業種別指数でTOPIXの下落寄与度1位となってお り、下げを主導。コマツなどの機械株、三井不動産などの不動産株、中部電力 などの電気・ガス株も売られている。東証業種別33指数は17業種が安い。

新興市場はこの日も軟調。東証マザーズ指数は9日連続安となり、連日の 算出来安値更新。個人投資家に人気の高いソフトバンクが日経平均下落寄与度 の上位に入っており、個人投資家のリスク許容度低下が全体相場に影響してい るようだ。

円安進行で自動車は高い

半面、海外為替市場で円安傾向が鮮明になっており、トヨタ自動車など自 動車株の一角が上昇。17日のニューヨーク外国為替市場で、円は対ドルと対ユ ーロでいずれも値下がり。対ドルでは一時1ドル=121円37銭と、2月23日以 来の円安水準を付けた。対ユーロでは2日連続で下落。日本で17日に発表され た1-3月期の国内総生産(GDP)速報が事前予想の中央値をやや下回った ほか、日銀が政策金利を据え置いたことなどを受けた。

個別では、メリルリンチ日本証券が強気の投資判断を示したアマダが大幅 上昇。新商品の投入の影響などから今期純利益は前期比12%増を目指すSAN KYOが大幅高。付加価値の高い製品の投入で今期純利益は前期比2.2倍を見込 む蛇の目ミシン工業も買われている。

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