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【個別銘柄】ソニー、東精密、ブルドク、日空ビル、三櫻工、ブクオフ

16日午前の主な銘柄の値動きは以下の通り。

ソニー(6758):一時4.5%)高の6750円と大幅続伸し、取引時間中とし ては2002年6月12日以来、およそ5年ぶりの高値水準を回復。16日発表の決 算で、主要指標としている売上高営業利益率が今期は5%と、前期実績の0.9% から急上昇するとの見通しを公表。ハワード・ストリンガー最高経営責任者(C EO)が中期経営計画で掲げてきた目標値の実現は可能との見方が広がり、市場 で根強かった業績回復期待が「公約達成」観測で増幅された。

HOYA(7741):3日続伸し、一時4%高の3930円まで上げる。ペンタ ックス(7750)の綿貫宜司社長と、HOYAの鈴木洋代表執行役CEO(最高経 営責任者)が、HOYAが提案している株式公開買い付け(TOB)をペンタク スが受諾する方向で協議したことが16日明らかになった。市場では「HOYA から持ちかけた話で、当然プラス」(富国生命保険の櫻井祐記財務企画部長)と の声。ペンタクス株は、HOYA提案のTOB価格770円付近で小動き。

東京精密(7729):制限値幅いっぱいのストップ高水準となる500円 (13%)高の4340円まで急反発。半導体メーカーやファウンドリーによる堅調 な設備投資が見込まれることなどを背景に、今期(08年3月期)の売上高と純 利益は前期に続き過去最高を記録する見通し。4月下旬より軟調な展開が続き、 15日に年初来安値(3780円)を付けたばかりで、反動的な動きも出やすかった。

有力小売株:ヤマダ電機(9831)が一時3.6%高の1万1570円、阪急百貨 店(8242)が3.4%高の1149円まで上昇するなど堅調な動きを見せる。東証小 売株指数も0.6%高の845.02ポイントで午前を終えた。取引開始前に公表され た1-3月期の実質国内総生産(GDP)統計で、個人消費が同0.9%増と強含 んだ。外出機会の増加に伴い、外食などのサービスが好調に推移しているとの声 も聞かれ、息の長い消費堅調が期待された。高島屋(8233)が1.2%高の1447 円、良品計画(7453)が1.5%高の6740円、ファーストリテイリング(9983) が1.5%高の9100円。

ブルドックソース(2804):ストップ高水準となる200円高の1536円で買 い気配。米系スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド (SPJSF)が16日、投資先であるブルドックに株式公開買い付け(TO B)による買収を提案。TOB価格が1株1584円と、前日終値(1336円)を 20%上回り、同水準にさや寄せする格好で大量の買い注文が膨らむ。

日本空港ビルデング(9706):一時14.4%高の2350円と急反発。羽田空 港・第2旅客ターミナルビルの拡張に伴い、有料待合室や免税店の売上高が伸び ている。今期(08年3月期)の増収増益計画に加え、09年度に向かってROA (総資産経常利益率)を5%に高めていくとした中期経営計画にも、一定の評価 が寄せられた。

トランス・コスモス(9715):一時5.3%高の2280円まで大幅続伸し、前 週末来下回っていた投資家の短中期売買コストを示す25日移動平均線(2217 円)を上抜けた。前期(07年3月期)連結経常利益が従来予想比40%増の73億 円になったもようと発表。主力コールセンター事業などが好調だったほか、ベン チャー投資事業の株式売却も想を上回ったことが主因で、およそ半年ぶりの安値 水準に沈んでいた中で見直買いが進んだ。

日本電子材料株(6855):ストップ安水準となる400円(16%)安の2175 円売り気配。今期(08年3月期)の連結営業利益は、半導体需給のバランス悪 化による調整直面や、プローブガードの価格競争化などによって前期比17%減 の23億5000万円を計画。市場コンセンサスは34億円と増益を見込んでいただ けに、失望感が広がった。

ブックオフコーポレーション(3313):一時は値幅制限の下限(ストップ 安)に当たる300円(17%)安の1482円まで下げ幅を広げ、連日で年初来安値。 売り上げ操作によって過去2回にわたり、売上高で合計2270万円を水増しして いたと発表、企業のコンプライアンス(法令順守)面を重視する投資家などから の売りを浴びた。

ペッパーフードサービス(3053):ストップ安水準となる2万円(15.3%) 安の11万1000円まで売り込まれ、上場来安値を更新。同社の大阪心斎橋店で、 同店の従業員が女性客に暴行をするという不祥事が発生したと発表。詳細につい ての公表は、警察当局より捜査中のため差し控える要請を受けているという。

アリアケジャパン(2815):一時15.7%安の2040円まで急反落。食品業界内 の競争激化や天候不順で中食・惣菜や即席めん向けの売上高が低調、石油価格の 高騰でエネルギー費用もかさみ、前期(07年3月期)連結営業利益は54億6600 万円と5.4%減に。今期は17%減の45億1500万円と、一段と落ち込む計画。

TOWA(6315):一時14%高の769円と急反発し、1カ月ぶり高値水準を 回復。半導体の需要拡大を背景に国内や台湾で受注が好調に推移しており、前期 (07年3月期)の連結営業損益は黒字化。今期も55%増益を計画する。

アルゴ21(4692):ストップ高水準となる200円高の1229円で買い気配。 キヤノンマーケティングジャパン(8060)が最大155億円を投じ、株式公開買い 付け(TOB)ですべてのアルゴ株式を買い取ると発表。キヤノンMによるTO B価格は1株1400円で、16日終値に比べて371円、率で36%高い水準だった。

トッキ(9813):一時3.9%安の525円と続落。第3四半期(06年7月-07 年3月)の累計連結業績は、売上高が前年同期比46%減の46億円、最終損益は 24億4800万円の赤字(前年同期は2億7300万円の赤字)に。主力の有機EL 関連製品について、各パネルメーカーの投資計画がずれ込む傾向が続いているほ か、台湾企業向け装置の出荷停止措置の影響なども響いた。

マブチモーター(6592):一時3.4%高の7400円と反発。自己株式150万 株(発行済み株式の3.19%)を100億円で公開買い付けすると発表。機動的な 資本政策の遂行や資本効率の改善、株主への利益還元を目的としており、こうし た経営姿勢を評価する買いが集まった。

三櫻工業(6584):一時ストップ高水準となる100円(14%)高の813円と 急反発。車輌配管製品の拡大で、今期(08年3月期)の連結経常利益は35%増 の46億円を見込む。前期も30%増の34億1200万円と、従前計画の31億円か ら上振れた。

コーエー(9654):一時7.3%高の1983円と急反発。KBC証券では16日、 投資判断を従来の「ホールド」から「買い」に引き上げた。15日に発表されて いる今期(08年3月期)の連結営業利益計画は12%増の60億円。ゲームソフト 事業では、「プレイステーション3」「Wii」「ニンテンドーDS」向けに新 作タイトルを発売予定、オンラインゲームはアジア市場への積極展開を進める。

よみうりランド(9671):一時2.8%安の660円と5連敗。夏の天候不順でプ ールの入場者が減少し、前期(07年3月期)は減収だったが、売上原価の圧縮 効果で営業利益は16%増の20億4100万円と増益を確保。しかし今期は、不動 産事業の減収や税制改正に伴う減価償却費の増加などで3.8%減益を予想。

アマダ(6113):一時1.8%高の1456円と、52週高値を更新。主力の板金 機械の伸長で、前期の連結営業利益391億円(前の期比38%増)と、計画値の 343億円を上回った。ただ、前日午後の決算発表後から上げ基調が続く中で、25 日移動平均線との上方かい離率は7.5%と、目先過熱とされる5%を上回る水準 に達していたため、徐々に売られて午前終値は2.2%安の1399円。

スミダ・コーポレーション(6817):4営業日続落し、1%安の1766円と 前日付けた52週安値(1756円)圏から抜け出せなかった。リストラ効果発現は 今下半期(2007年7-12月期)以降になるとの見方が浸透、実績を見極めるま では積極的に買いを入れるタイミングでないとの声が聞かれている。買いが限定 される中で、小口売りでじりじりと下値を切り下げる動きが4月下旬以降続く。

紀陽ホールディングス(8415):一時2.5%高の204円と反発。06年3月に 発行した第2回、第3回の一種優先株式について、15日をもって普通株への転 換(取得請求)が完了したと発表。累計転換額は252億円。実際に転換が行われ、 将来的な売り圧力への不安感は薄れやすくなった。

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