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【個別銘柄】ロト薬、日揮、堀場、DOWA、千代建、石川島、パイオ

15日の日本株市場における主な銘柄の値 動きは以下の通り。

ロート製薬(4527):終値は前日比152円(11%)安の1218円で、東証1 部の下落率3位。今期(2008年3月期)の連結営業利益は新ブランド立ち上げ に伴う費用増などが響き、前期比4.2%減の109億円に減少する見通し。アナ リストの間では130億円程度までさらに伸びるとの見方が多かっただけに、予 想外の減益計画を受けて下げが大きくなった。

日揮(1963):3.5%高の1944円と決算発表後に反発。プラント市場が活 況だったことで、前期(07年3月期)の連結純利益は前の期比35%増の202 億円と、過去最高益を更新した。今期も2けたの増益を見込んでいることから、 利益拡大に伴う株価の上昇余地を探る動きが強まった。

堀場製作所(6856):10%高の4750円。一時4770円を付け、1971年3月 上場来の最高値を更新。14日に今期(07年12月期)の業績予想を上方修正、 半導体や分析システム機器の販売好調があらためて確認された。一部アナリス トの間では、さらなる増額余地を指摘する声も出て、ブルームバーグ・プロフ ェショナルで投資資金の推移を見るマネーフローチャートでは、午後の取引で 大口買いを示すブロックトレードを通じた一段の資金流入が確認できた。

フェイス(4295):13%安の2万300円と連日のストップ安(値幅制限いっ ぱいの下落)で取引終了。先週末の11日に発表となった前期(07年3月期) 決算で、連結純損益が18億円の赤字(前の期は14億円の黒字)に転落したこ とで、投資家の失望売りが膨らんだ。

共和レザー(3553):6.6%高の707円と続伸。14日に今期(2008年3月 期)の連結純利益が前期比3.7倍の11億5000万円に増える見通しと発表した ことで、買い安心感が広がった。

DOWAホールディングス(5714):6.1%安の1165円と4連敗。一時

8.2%安の1138円まで下げた。銅や亜鉛市況の上昇一服や鉱石価格の実質値上 げで、今期(2008年3月期)は大幅な減益を見込む。業績拡大の勢いが減速し たとして株価の先高期待も後退、チャート分析上は投資家の短中期コストを示 す25日移動平均線が中期コストの75日線を下抜けた。これは、いわゆる「ミ ニ・デッドクロス」と呼ばれ、相場が弱気に転じたシグナルの1つとされる。

パイオニア(6773):5.7%高の1570円と4営業日ぶりに反発。一時11% 高の1650円を付けた。14日に発表した前期(07年3月期)連結決算(米国会 計基準)は3年連続の赤字 となったが、その代償として実施したプラズマな ど生産設備の減損処理により、同事業のリスクが大幅に軽減されると評価され た。ドイツ証券では、投資判断を従来の「売り」から「中立」に引き上げてお り、今後は売り圧力が後退するとの期待も押し上げ要因。

千代田化工建設(6366):8.9%安の2405円。前日昼休み中の決算発表か ら下落傾向が続き、この日も一時11%安の2360円まで下げ拡大。中東での熟 練工ひっ迫などで人件費がかさみ、今期増益率が大きく鈍化する見通しとなっ た。野村証券金融経済研究所では、投資判断を従来の5段階評価中、最上位の 「1」から2段階引き下げており、株価の先高期待が後退した。会社側による 今期の営業利益計画は4.5%増、前の期は39%増だった。

アコーディア・ゴルフ(2131):一時ストップ安水準の前日比2万円 (16%)安の10万2000円で取引終了し、連日で上場来安値を塗り替えた。新 規のゴルフコース取得に前向きなものの、前日発表の今期利益計画(経常利益 は3.4% 増)で採算性の悪化に懸念が高まり、東証1部下落率ランキングの1 位。ゴールドマン・サックス証券の浅川裕之アナリストは、投資判断を「買 い」から「中立」に、今後12カ月の目標株価を20万7000円から15万円に引 き下げた。

NTN(6472):2.2%安の971円と反落。主力のベアリングの受注が国 内外で伸び、前期(07年3月期)の連結経常利益は過去最高を記録したが、為 替市場で円がドルやユーロに対し想定以上に弱含んで推移した割には、利益の 伸びがやや鈍いと受け止められた。今期増益率の大幅な鈍化見通しもマイナス。

石川島播磨重工業(7013):6.2%安の437円。連日で売りを浴びて、一 時8.8%安の425円と、今年1月26日以来の安値圏に沈む。14日に発表され た前期(07年3月期)決算で、経常利益が会社予想を下回ったことが否定的に 受け止められている上、今期売上高もほぼ横ばいと見込み、期待感の後退につ ながった。今期の業績低調について、野村証券の岡嵜茂樹アナリストは「物 流・鉄構事業とエネルギー・プラント事業の伸び悩みが、その背景にある」と 解説。

大日本スクリーン製造(7735):9.1%安の875円。一時ストップ安(制 限値幅いっぱいの下げ)に相当する前日比100円(10%)安の863円まで急落。 半導体製造装置の足元の受注は好調ながら、価格競争の激化や下半期以降の不 透明感などを理由に、会社側は今期(08年3月期)28%の営業減益に落ち込む と想定。弱気とも受け止められる収益見通しを受け、売り圧力が増した。

近鉄エクスプレス(9375):6.5%高の4120円と急反発。国際航空貨物市 場の活発化を背景に、前期(07年3月期)の売上高と経常利益は過去最高。今 期(08年3月期)も、中期経営計画で示した目標数値を上回る業績予想を示し、 投資家の中期売買コストを示す75日移動平均線(3890円)からの再浮上を目 指す動きが広がった。前日には昨年12月中旬以来、およそ5カ月ぶりに75日 線割れとなる場面も。

KDDI(9433):2.9%高の105万円と、4月13日に記録した上場来高 値を更新した。国内携帯電話各社の決算発表が一巡し、アナリストによる業界 分析が進む中、利益ベースで見た場合にKDDIの携帯電話市場における優位 性が顕著との指摘が一部アナリストの間から出た。UBS証券では投資判断 「BUY1」を継続、目標株価を従来の105万円から142万円へと引き上げた。通 信各社の前期営業利益で見れば、同社が日本の携帯電話市場でナンバーワンと。

セントラルファイナンス(8588):11%安の610円と急反落。15日付の日 本経済新聞朝刊は、三菱東京UFJ銀行がセントファがライバルのメガバンク 系列に転じることに反発し、保有する発行済み株式4.8%分を全株売却する方 針を固めたと報じた。600億円を超す貸出金の一括返済も求めているという。 またセントファは14日、利息返還損失引当金の積み増しを行い、前期(07年 3月期)の連結純利益を従来の33億円から18億円(前の期は3億300万円) に減額。

シチズンホールディングス(7762):終値は変わらずの1010円。一時は 2%高の1030円と反発。携帯電話向け部品を中心に、低迷した電子デバイス 部門の収益が回復して今期(08年3月期)の連結営業利益が前期比9.5%増に 転じる見通しを発表。三菱UFJ証券の中名生正弘シニア・アナリストは、 「過去の利益水準から比べると収益は回復途上にあるとはいえ、業績回復、あ るいは事業構造改革ピッチは速いとは言えない」と解説。

小野薬品工業(4528):1.8%高の6690円。米運用会社ブランデスの増配 要求に取締役会として反対する一方、今後3年間はフリーキャッシュフローを 株主にすべて還元すると公約した。今期(08年3月期)の年間配当を前期比 80円増の180円に引き上げるため、株主還元策の拡充を受け買い圧力が増す。

いすゞ自動車(7202):6.3%高の622円と急反発。自社株の取得と消却 を14日に発表、売り圧迫要因の後退に伴う需給好転、再建完了への期待感が 高まりやすい状況に置かれた。取得・消却する自社株はⅢ種優先株とⅣ種優先 株で、いずれも2500万株、総額400億円が上限。これで債務の株式化で発行 したすべての優先株の消却が完了することになり、井田義則社長は会見で、残 った優先株の買い取り・消却が終われば、「実質的な再建がこれで完了する」 と強調。

スタンレー電気(6923):0.2%安の2340円。一時4.1%高の2440円まで 続伸。発光ダイオー ド(LED)最大手の日亜化学工業(徳島県阿南市)と 白色LEDの生産・販売で提携すると、15日付の日本経済新聞朝刊が報道。ラ イセンス供与を受け、白色LEDの車載ランプを量産するとしており、高付加 価値製品の投入による収益拡大が期待された。

ユナイテッドアローズ(7606):2.3%高の1909円と続伸。前期は減益決 算だったが、都市部での新規出店を背景に今期(08年3月期)の連結純利益が 前期と比べ約7割近く伸びる計画を立てており、業績回復を期待して見直し動 きが活発化した。

メディセオ・パルタックスH(7459):10%安の1946円。一時14.8%安 の1845円と、約11カ月ぶりの低水準に。事業改革に伴う費用によって、今期 (08年3月期)は一転して営業減益に転じる見通しを発表。市場では10%超の 増益を期待する向きが多かっただけに、想定外の減益予想を受けて売り圧力が 増した。

博報堂DYホールディングス(2433):1.2%高の8140円と反発。今期 (08年3月期)の連結純利益は前期比12%増の135億円を見込む。広告制作 の内製化による粗利益率改善や販管費抑制、オフィス設備の償却負担がなくな ることなどが寄与する。今期年間配当は80円とし、前期から10円上積みへ。

新興プランテック(6379):5.4%高の1296円。4.9%安の1170円まで下 げた後、7.3%高の1320円に反発するなど荒い値動き。今期(08年3月期)の 連結純利益は前期比2.8%減の40億円を見込むが、野村証券では投資判断を5 段階評価中、最上位の「1」を継続。田崎僚アナリストはリポートの中で、老 朽化の進む国内プラントのメンテナンス需要は強いと見た上で、会社側の減益 計画について「受注好調な中で保守的」と解説した。

ジョイント・コーポレーション(8874):2.6%安の4080円と続落。マン ション建設の工程・品質管理体制の強化などによるコスト削減、不動産流動化 事業では取得用地物件における事業化が本格化し、物件からの売却益や賃料収 入などが増えたため、前期(07年3月期)の連結純利益は8.4%増の129億 3400万円に。今期(08年3月期)予想は4.4%増の135億円と、やや伸び率が 鈍化。

日本無線(6751):4.7%安の405円。一時6.1%安の399円と、4月27 日以来の400円割れに。携帯電話関連の通信機器や海上機器の販売が堅調、採 算重視の受注を推し進めたことで前期(07年3月期)の連結最終損益は43億 3800万円の黒字(前の期は320億9700万円の赤字)に浮上した。しかし、今 期(08年3月期)の連結純利益見込みは、前期比22%減の34億円と減益計画。

セントラル硝子(4044):8%安の758円。前期(07年3月期)の連結純 利益は、重油など原材料価格高騰による圧迫要因を特別損益の改善で3.5%増 の110億円を確保したが、今期(08年3月期)は前期比5.5%減の104億円と 減益見通しに。

前澤給装工業(6485):1.2%安の2000円。一時4%安の1944円と、52 週高値(2025円、5月14日)から反落。銅の国際市況上昇による仕入れコス トの増加が懸念される中、会社側が今期(08年3月期)は増収減益になると見 込んだことが嫌気された。

エイチアンドエフ(H&F、6163):12%安の1298円。一時15.8%安の 1242円と急反落。自動車向けプレス機械の需要は引き続き伸びているが、会社 側が示した今期(08年3月期)業績予想が一部アナリストの予想値を下回り、 収益の先行きに対する不透明感が強まった。

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