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米国から再編風、ネット株がにぎわい楽天株は4%超高-割安見直し

楽天株が一時、前営業日比4%超高で続 伸するなど国内のインターネット関連株が総じて高い。米マイクロソフトによ る米ヤフーとの提携交渉が明らかになったことから、業界再編や活性化をはや した買いが先行。直近下落傾向にあったことで、業績動向に対する割安さも再 認識された。楽天については、TBSからの質問書に2日付で回答するという 材料もあった。

楽天は一時、前営業日比2300円(4.9%)高の4万9450円。国内ポータ ル(玄関)サイト最大手のヤフーも2950円(6.9%)高の4万5700円まで上 げ、親会社のソフトバンクは同105円(4%)高の2760円まで買われる場面 があった。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)運営のミクシ ィは同6万円(3.6%)高の175万円まで急反発。

海外ネット事業に精通した東海東京証券外国株式部の町山浩幸アナリスト は、国内の代表的なネット関連株が上昇したことについて、米国での2大IT (情報・技術)企業の交渉の影響だと指摘。米マイクロソフトとヤフーの提携 交渉をめぐるニュースで、「国内では割安に放置されていたネット関連企業に も今後、提携や買収などにより企業価値を見直す機会があることを知らしめた 効果が出ている」(同氏)という。

楽天株は年初来11%以上下落し、東証業種別33指数の情報・通信株指数 が8%上昇していた状況とは対象的だった。ヤフーも5%以上下げていた。

楽天は2日付で回答をTBSに提出

一方、楽天は、TBSから4月27日に受け取った質問書に2日付で回答 したと同日夕に発表。楽天側は自社のTBS株式買い増しの方針は、TBSが 買収防衛策発動の要件に定める濫用的買収には該当していないとの認識から、 今後は必要ならば法的手段を用いても防衛策発動は阻止したい考えだ。

楽天は回答書の内容は原則非公開としているが、放送メディアであるTB Sの社会的役割などを理解、尊重したうえで両社の強みを活かしたサービス提 供を実現したいとの考えに基づいて回答したとしている。ただ、TBSの「企 業価値評価特別委員会」(北村正任委員長)が、この回答などをベースに買収 防衛策を発動させるかどうかを検討する動きに対しては、訴訟も視野に入れた 強硬な姿勢で対応する可能も高い。

TBSも2日午後に、楽天側から回答を受け取ったと発表し、直ちに企業 価値評価特別委員会の各委員に渡すとしている。ゴールデンウィーク明けにも TBS側から楽天に追加の質問が送られる可能性もある。TBSはこの日、一 時60円(1.5%)高の4140円まで上げる場面が見られた。

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