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ヤフーが1年ぶり200日線上回る、米ヤフーとMソフト提携交渉で連想

ポータル(玄関)サイト国内最大手ヤフーの 株価が3営業日続伸し、一時6.9%高の4万5700円まで急騰。投資家の長期売 買コストを示す200日移動平均線(4万4822円)を昨年4月以来、およそ1年 ぶりに上回った。ソフトウエア最大手の米マイクロソフトが米ヤフーと提携交 渉を進めていることが明らかになり、日本のヤフーにも連想の買いが入ってい るという。

関係者によれば、マイクロソフトと米ヤフーの交渉は初期段階で、合併で はなく提携に焦点を合わせている。米コムスコア社によると、両社が連携すれ ば、マイクロソフトの米検索サービス市場でのシェアは38.4%となり、グーグ ルの48.3%に迫ることになる。両社はこれまで、検索サービスで優位に立つグ ーグルの市場支配を切り崩すことに努力してきた。

米紙ニューヨーク・ポスト(NYP、オンライン版)が4日(現地時間) 伝えたことを受け、この日の米ヤフーの株価終値は9.9%高の30.98ドルと3年 ぶりの大幅高を演じた。

市場参加者の間では、「米ヤフーとマイクロソフトとの交渉を受けて、日本 ではネット関連株が上昇、日本のヤフー株上昇の刺激材料となっている。ただ ヤフーは、米国と日本では株主構成が異なっており、今回のニュースによる直 接の影響は連想の域を出ない」(SBI証券投資情報室の藤井知明次長)との指 摘が聞かれた。

4月24日にヤフーが発表した前期(2007年3月期)連結純利益は前の期に 比べて23%増の580億円。広告事業が堅調に推移したほか、オークション(競 売)サービスなど主力のネット事業も好調を持続して、96年の同社設立以来10 期連続で増収増益を達成した。

SBI証の藤井氏は、「業績が拡大傾向にあることも、あらためて評価され ている」と、業績の回復傾向が直近の株高につながっているとの見方も示す。

ヤフー株は06年以降、下落傾向が続き、今年4月23日には3万5750円ま で下落。その後は、業績回復などを理由に反発傾向が鮮明になってきた。きょ うは、2月以来の高値圏を回復するとともに200日線をほぼ1年ぶりに超え、 トレンドが転換点を迎えた可能性も買い圧力の増加につながっているという。

--共同取材:松田 潔社、Jonathan Thaw    Editor:inkyo

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