第1四半期米実質GDP:1.3%増に減速、名目5.3%成長に加速

米商務省が27日に発表した1-3月期 (第1四半期)の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は前 期比年率1.3%増加と、2006年10-12月期(第4四半期)確定値の2.5% から減速。4年ぶりの低い伸びとなった。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たエコノミストの予想中央値は1.8%増だった。

一方、価格指数は前期比年率4%上昇(前期1.7%上昇)と1991年以来 最大の伸びを記録した。名目GDPは同5.3%成長と、前期の4.1%成長から 加速した。

ドレスナー・クラインオート(ニューヨーク)のシニア市場エコノミスト、 ケビン・ローガン氏は「経済の中で個人消費を除く多くの要素が減速しており、 成長を抑制している。米連邦公開市場委員会(FOMC)が現在、インフレに 注目しており、景気を刺激する姿勢は示していない。しばらく政策金利は据え 置くだろう」と述べた。

FOMCが注目する個人消費支出(PCE)物価指数は食品とエネルギー を除くコアベースで前期比年率2.2%上昇と第4四半期の1.8%上昇から加速 した。

個人消費

GDPの約70%を占める個人消費は3.8%増と前期の4.2%増から減速し た。ただ、今回のGDP発表前の過去10年の平均3.7%は上回った。

住宅建設投資は17%減少(前期は19.8%減少)した。この結果、GDP 寄与度はマイナス0.97%で、前期の同1.21%からマイナス幅が縮小した。

企業設備投資は2%増(前期は3.1%減)となった。そのうち、機械とソ フトウエアは1.9%増。

在庫

在庫投資は年率換算で148億ドルと、前期(224億ドル)を下回り、GD Pに対して0.3%のマイナス寄与となった。

貿易赤字は年率換算で5978億ドル(前期5826億ドル)に拡大。この結 果、GDP寄与度はマイナス0.52%となった。

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