ABNアムロめぐり買収合戦-英RBS陣営、敵対的買収案提示へ

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットラ ンド(RBS)とスペインのサンタンデール・セントラル・イスパノ銀行(B SCH)、ベルギーのフォルティスの3行は27日、オランダ銀行最大手ABN アムロ・ホールディングに対し、敵対的買収を仕掛けることを明らかにした。

RBSなど3行は25日、ABNアムロに722億ユーロ(約11兆7400億 円)相当の買収案を提示する方針を表明していた。英銀バークレイズはABN アムロに対し100%株式交換による買収案を提示し、同行はこれを受け入れる ことで合意しているが、RBS陣営はこれを阻止し、世界最大の銀行買収合戦 での勝利を目指す。

RBS連合は27日発表した資料で、ABNアムロが傘下の米ラサールを米 バンク・オブ・アメリカ(BOA)に210億ドル(約2500億円)で売却する ことを決めたことを受け、この日の買収案通告の発表に踏み切ったことを明ら かにした。RBS側は、ラサール売却の撤回が買収の条件だとしている。

キーフ・ブルイェッテ・アンド・ウッズのアナリスト(ロンドン在勤)、 ジェームズ・ハストン氏は、「ラサール売却の合意に対応し、RBS陣営は明 らかに今、もっと迅速に行動したいと考えている」と述べた。

RBS側は資料で、同陣営の買収案が「バークレイズの提案に比べ、AB Nアムロの株主にとってかなり高い価値、顧客と従業員への利益を提供するこ とになると引き続き信じている」と説明。「ABNアムロの監査役会と取締役 会にできるだけ早く買収案について協議する」よう求めたという。

ABNアムロの広報担当、ニール・ムーアハウス氏はコメントを控えた。

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