ワインスタイン兄弟、アジア映画ファンド設立で米ゴールドマン起用

アカデミー賞受賞作の「イングリッシュ・ ペイシェント」などを手掛けたハーベイ・ワインスタイン、ボブ・ワインスタイ ン兄弟は、アジアを題材とした映画の制作に向けたファンドを設立する。債券と 株式で、2億8500万ドル(約340億円)を集める計画だ。

両氏はこのために米ゴールドマン・サックス・グループを起用した。ブルー ムバーグ・ニュースが入手したファンドの目論見書によると、両氏の「アジア・ フィルム・ファンド」は、2億4500万ドル相当の債券を発行し、2500万ドル 相当の株式を売却する計画。両氏が2005年10月に設立したワインスタイン社 (ニューヨーク)が1500万ドルを出資する。

ボックス・オフィス・モジョによると、ワインスタイン社の年初来の興行収 入は前年同期に比べ84%減少している。両氏は自らが創業したミラマックス・ フィルムを05年に退社し、ワインスタイン社を設立した。ミラマックスは 1993年に米ウォルト・ディズニーに売却されていた。

プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の娯楽・メディア担当部門 アジア太平洋地域責任者マーセル・フェネズ氏は「映画関連プロジェクトへの投 資に関心を持っている資金は多いだろう」と述べた。一方で、映画関連「プロジ ェクトは非常にリスクが高いため、投資家はまだ慎重だ」と話した。

目論見書によると、ワインスタイン兄弟は調達した資金で向こう6年に31 本の映画を制作、配給する計画。アジアで撮影するか、アジアの題材やアジアの タレントに焦点を当てた作品とするという。

目論見書によると、ファンドが発行する2億ドル相当の優先債についてはロ ンドン銀行間貸出金利(LIBOR)に1.50-1.75ポイント上乗せする見込 み。劣後債4500万ドルは約6ポイント上乗せする。

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