ヤフー株が大幅続伸、広告堅調で前期23%増益に-CS証は判断上げる

ポータル(玄関)サイト国内最大手ヤフー の株価が大幅続伸となっている。前日に発表した前期(2007年3月期)連結業 績は、広告事業が堅調に推移するなどで純利益が前期比23%増となった。クレ ディ・スイス証券からは投資判断を引き上げる動きも出て、好業績に伴う株価の 先高期待が膨らんだ。買い気配で始まった後、一時9.7%高の4万300円まで上 げ、2週間ぶりの4万円大台の回復。

ユニマット山丸証券法人営業部の藤井勝行マネージャーは、「前日の好業績 発表を手掛かりに買いが膨らんでいる」とした上で、「年初来安値まで株価が下 落していたこともあり好材料に反発しやすい水準だった」との見方を示した。

また藤井氏は、「米国市場ではグーグルによるアマゾン買収の憶測なども飛 び交いインターネット関連銘柄が再び注目を集めていることも見逃せない」とも 指摘している。

24日にヤフーが発表した連結業績は、広告に加え、オークション(競売) サービスなど主力のネット事業も好調で純利益は580億円、経常利益は前期比 29%増の1028億円、売上高は同22%増の2126億円とそれぞれ10期連続の増収 増益で過去最高額を更新。2008年3月期第1四半期(4-6月)見通しは、売 上高556億-582億円、純利益148億-167億円としている。

クレディ・スイス証券は通期業績の発表を受けて、24日付で投資評価を 「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げた。同社のリサーチアナ リスト村上貴史氏は投資家向けレポートで、「予想を上回るポジティブな内容」 としている。さらに注目点として、「広告事業の回復」を挙げて「第4四半期で 検索連動などを中心に広告事業の売上伸長が回復すると同時に収益性が改善し た」(村上氏)と解説する。

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