ダイハツ:前期純利益は過去最高-今期予想は31%減、新車一巡で(3)

トヨタ自動車の子会社、ダイハツ工業が25 日発表した前期(2007年3月期)連結決算は、国内外の販売が好調で純利益は 前の期に比べ3.6%増の347億円と5年連続の増益となるとともに、過去最高益 を更新した。しかし、今期(08年3月期)の純利益は新車投入の一巡で前期比 31%の減益を見込んでいる。

前期の売上高は前の期に比べ22%増の1兆6371億円、営業利益が同12%増 の544億円、経常利益は同20%増の602億円と5年連続の増収増益、いずれも 過去最高となった。1株当たり純利益は81円35銭(前年は78円14銭)。期末 配当は9円(前期末配は7円)とした。

軽自動車販売でスズキを上回って初めてトップシェアとなるなど国内売上 (出荷)台数が同4.0%増の58万6240台、海外も同19%増の34万2423台とな ったうえ、トヨタ向け車も同33%増の38万7403台と伸び、収益を押し上げた。 ただ、前の年の第4四半期(06年1-3月)に計上した約83億円の土地売却益 の反動で純利益は、営業、経常益に比べ小幅な伸びにとどまった。

今期は一転して大幅減益見通し

前期は好調な販売を背景に過去最高益となったが、今期は大幅減益を予想し ている。純利益は前期比31%減の240億円、売上高が同0.2%増の1兆6400億 円、営業利益は同11%減の485億円、経常利益で同21%減の475億円を、それ ぞれ見込んでいる。年間配当は未定。

トヨタ向けの売り上げで前期比8.8%の減少を見込んでいるうえ、減価償却 費の計上方法の変更により営業利益段階で70億円強の圧迫要因になるとしてい る。なお、ダイハツ単独ベースの今期の販売計画は同1.4%減の77万8000台で、 このうち国内が同1.8%減の63万台、海外が同0.2%増の14万8000台。また、 トヨタ向けは同9.2%減の26万1000台を見込んでいる。

ダイハツの株価は前日比48円(4.7%)安の980円(午後1時27分現在)。

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