米ダルトン、フジテックと日本精化にMEBOを提案-総額1120億円

米投資ファンドのダルトン・インベストメ ンツは23日、エレベーター業界大手のフジテックと油脂関連製品の製造販売を 手がける日本精化に対して経営陣と従業員による企業買収(MEBO)を提案 したと発表した。株式の買い取り総額は両社合わせて1120億円となる。ダルト ンは5月1日まで両社からの回答を待つとしている。

株式の買い取り価格はともに1株900円で、23日の終値に比べてフジテッ クは11%、日本精化は12%それぞれ上乗せした水準。総額ではフジテックが 870億円、日本精化が250億円となる。両社の経営陣、従業員と機関投資家が 共同で買い取る。ダルトンはフジテック株の15.7%、日本精化の13.5%を保有 するそれぞれの筆頭株主となっている。

ダルトンは企業価値の向上のためフジテックには利益率の低い北米、欧州 事業を売却しアジア事業への特化を、日本精化には非中核事業の不動産事業を 売却し本業の化学品・香粧品事業に集中するよう提案している。これを実施す る場合は短期的な業績悪化が予想されるため株主への影響を避けるMEBOを 選択したとしている。

ダルトンの提案に対してフジテックでは「きょう提案があり内容を精査し たうえで会社として対応する」(財務本部長の北川由雄氏)、日本精化では 「きょうダルトンから提案を受けた。これから早急に検討して5月1日までに 回答する」(矢野浩史企画室長)としている。

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