1-3月の米企業決算、グーグルなど市場予想上回る-株価に強気材料

2007年1-3月(第1四半期)の米企業決 算は、インターネット検索のグーグルや建設機械のキャタピラー、銀行のJP モルガン・チェースなどの業績がアナリスト予想を上回り、利益拡大が米株相 場上昇を持続させるとの楽観論の支えとなっている。

ブルームバーグ・データによると、4月20日までに決算を発表したS&P 500種株価指数構成企業134社中、66%で業績が予想と一致、または予想を超 えた。現時点までの増益率の平均は12%と、S&P500種構成企業全体につい てのアナリスト予想(6.2%)の2倍近くなっている。

世界の経済成長と米消費者の堅調な消費が、米住宅市場低迷やサブプライ ム住宅ローンの延滞増をめぐるアナリストの懸念を和らげた。

格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の株式市場スト ラテジスト、アレック・ヤング氏は「決算の数字は非常に力強い」として、サ ブプライム市場に関する懸念は「行き過ぎだ」と話した。

キャタピラーやJPモルガンの好決算を追い風に、ダウ工業株30種平均は 先週、過去最高で終了した。S&P500種は2000年9月以来、ナスダック(店 頭市場)総合指数は01年2月以来の高値水準にある。

製薬のシェリング・プラウとメルク、半導体のインテル、インターネット 競売のeベイの決算もアナリスト予想を上回った。

ヘネシー・ファンドの最高経営責任者(CEO)として22億ドル(約2600 億円)相当の運用に携わるニール・ヘネシー氏は「企業利益はまだ拡大が続い ている」として、「控え目に言っても、私は強気だ」と述べた。

今週は、通信大手のAT&Tや自動車のフォード・モーター、ソフトウエ アのマイクロソフト、石油のエクソンモービルなどが決算を発表する。