黒田電株が高値更新、業績底打ちに期待感-HDD向け好調で増額修正

エレクトロニクス商社の黒田電気の株価が 2営業日続伸。午前9時5分すぎに前週末比42円(2.5%)高の1696円を付け、 3営業日ぶりに52週高値を更新した。ハードディスクドライブ(HDD)向け の自社製部品や製造装置が伸び、製品販売が会社側の想定を上回るペースで増 大している。業績底打ちが確認できるとみた向きから買いが入った。

黒田電が20日に公表した業績予想修正によると、2007年3月期の連結経常 利益は前の期比16%減の53億円になったもようで、従来予想の38億円を4割 上回った。HDD関連製品の好調に加え、自動車の電装化を背景に電装化部品 が予想以上に伸びたという。

ブルームバーグ・プロフェッショナルに登録された証券系アナリスト7人 の07年3月期経常益予想の平均は51億円だったため、今回の会社側修正見通 しが市場のコンセンサスを4%上回ったことになる。

野村証券金融研究所の池内一アナリストは、もともと07年3月期の連結経 常利益が53億円になるとみていたと説明、想定通り業績が底打ちしていくと予 想している。池内氏は、「08年3月期以降は増益基調になるとみているが、力 強さには欠ける」と分析、投資判断を「中立」で維持している。

黒田電株は05年4月8日に付けた2665円を直近高値として下落基調に転 換、06年10月12日の899円まで値下がりを続けた。その後、07年2月までは じり高となっていたが、HDD製品の伸びをみて株価上昇ピッチが加速化、約 2カ月間で1100円前後から1690円台に上昇した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE