USEN:2月中間連結純利益2.8倍-GyaO好調、コスト削減奏功

有線放送国内最大手でインターネット事業 を幅広く手掛けるUSENが19日に発表した2007年2月中間期連結純利益は前 年同期比2.8倍となる10億6700万円だった。主力の放送事業やブロードバンド 通信事業などが好調に推移した。無料ブロードバンド放送「GyaO(ギャ オ)」事業も堅調に推移したほか、人件費削減などコスト圧縮が奏功した。

売上高は同91%増の1556億円、営業利益は同16倍の67億円、経常損益は 19億円の赤字から37億円の黒字に転換した。子会社のギャガ・コミュニケーシ ョンの株式評価損74億円を連結で特別損失に計上した。同社は前期に人材派遣会 社インテリジェンスや自動精算機製造・販売のアルメックスを子会社化したこと から売上高は大幅増となった。

主要事業の内訳については、放送事業が売上高322億円、営業利益65億円、 カラオケ事業が売上高228億円、営業利益28億円、ブロードバンド・通信事業が 売上高149億円・営業損失25億円、映像・コンテンツ事業が売上高105億円・営 業損失49億円だった。

「GyaO中核とした戦略に大きなブレはない」

同社が中核に据えるGyaOを含む映像コンテンツ事業は、広告売上高が順 調に伸びたものの計画は未達成となった。同社の2月末時点での視聴登録者数は 1341万。

東証で会見した同社の紺屋勝成取締役は「GyaO黒字化に向けまい進す る」と強調したうえで「多少の遅れなどはあるものの、GyaOを中核とした中 期戦略に大きなブレはない」と語った。そのうえで、サービス、コンテンツ(情 報の内容)などの拡充を図る一方でマーケットを意識した財務体質の改善にも積 極的に取り組むとの意向を示した。

同社は昨年10月に発表した07年8月期連結業績予想、売上高2800億円、営 業利益130億円、経常利益70億円、純利益30億円をそれぞれ据え置いた。

USENの株価終値は前日比25円(2.3%)安の1048円。

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