アジア株:過去最高から下落、中国の利上げめぐる懸念で

19日のアジア株式相場は、18日に付けた 過去最高から下落した。中国がこの日の夕方に発表する成長率とインフレ率の 指標が、同国の利上げにつながるとの懸念から安くなっている。中国の携帯電 話サービス大手、チャイナ・モバイルが安い。

午後2時1分現在、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショ ナル(MSCI)アジア太平洋指数は1.3%安の147.30。2月27日の中国株下 落が引き金を引いた世界株安からは回復している。

第一勧業アセットマネジメントの有村秀夫シニアファンドマネージャーは、 投資家は中国利上げの可能性を売りの口実にしているとして、きょうの中国株 の下げを2月の連鎖株安に関連付けているのだろうと話した。

アジア通貨に対する米ドルの下落も、キヤノンや韓国のサムスン電子など 輸出株の弱材料となっている。

中国政府は2007年1-3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)統計の 発表を、午後3時(日本時間午後4時)に延期した。当初は午前10時を予定し ていた。ソシエテ・ジェネラルのグレン・マグワイヤ氏らエコノミストは、発 表時間を遅らせたのは成長が予想よりも高ペースだったためではないかとの見 方を示している。

ハンセン中国企業株(H株)指数は3%安、中国のCSI300指数は2.7% 安となっている。

コモンウェルス・プライベート・バンクで運用に携わるレスリー・ファン 氏は「中国が一段の景気過熱抑制策を取るとの観測が地域全体の投資家を不安 にしている」として、「2月の株安はまだ投資家の記憶に新しい」と話した。

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