【個別銘柄】三井造、八千代銀、ヤフー、ブロコリ、ガリバ、ミクシィ

19日の取引開始前にブルームバーグ・ニュ ースがまとめた材料銘柄の株価推移と、取引時間中に動きが目立った銘柄の情報 は次の通り。

三井造船(7003):2%高の513円と続伸し、一時5.4%高の530円で1992 年2月来の高値に。船舶需要の世界的高まりから採算が改善、駆動用エンジンな ど機械事業も増勢で、2007年3月期に続き今期も収益が拡大すると期待された。 前期配当は2円50銭から3円50銭に引き上げ。東証1部の売買高で4位。造船 株買いが波及し、上昇率上位では佐世保重工業(7007)が4.4%高の502円、日 立造船(7004)が3%高の208円に。

八千代銀行(8409):東証1部に新規上場。売り気配で始まった後、公開価 格63万円を5.6%下回る59万5000円で初値を形成。主幹事は野村証券。前期 基準のPER比較で、時価総額同規模の沖縄銀行などと同じ19倍台後半で割安 感に乏しく、市場では「買い株数が少ないのを見て、売りを出している印象」 (丸三証券エクイティ部の川口弘次氏)とされた。終値は59万7000円。

ヤフー(4689):1.6%安の3万8200円で3日続落。一時は3.1%安の3万 7600円まで下げ、03年10月に東証1部に上場来の安値に。広告市場全体の伸び 悩みから、広告事業の売り上げが減速するとの警戒感が浮上。UBS証券では投 資判断を「BUY2」から「NEUTRAL2」に、目標株価を6万円から4万円に下げた。

ブロッコリー(2706):8.8%安の165円と大幅続落し、18日発表の07年 2月期連結経常損益は、前の期の6億3000万円の赤字から1億5700万円の黒字 に転換。秋葉原駅周辺の再開発に伴う購入客数増、アニメ関連CDの発売増、粗 利益率の高い自社トレーディングカードの好調が寄与した。ただ、08年2月期 の経常利益見通しについては、前期比1.9%増と緩やか。

プレナス(9945):3.1%安の2520円と急反落。持ち帰り弁当の「ほっかほ っか亭」店舗やオーナー(加盟店主)が老齢化、既存店売上高が低迷中。新業態 への改装を積極化しているが、販売管理費の増加により、今期も会社計画を下回 ると警戒された。07年2月期の営業利益は前の期から15%減に。

東映アニメーション(4816):一時2.7%高の3800円まで上昇。米系投資 ファンドのリバティ・スクェア・アセット・マネジメントが、同社株式の発行済 み株式総数の5.10%まで取得したことが判明。18日の取引終了際に同報告書の 提出が確認され、株価がマイナス圏から急反発した流れを受けた。終値は0.8% 安の3670円と失速。親会社の東映(9605)は一時4%高の829円と大幅続伸。

ガリバーインターナショナル(7599):5.8%高の7650円と大幅反発し、一 時13%高の8190円まであった。販売管理費や人件費削減で07年2月期は増益 に転換、今期も直営店主体の販売台数増加によって収益拡大の見通しであること が評価された。08年2月期の連結経常利益見通しは前期比10%増の121億円。

ミクシィ(2121):7.4%高の175万円と5日ぶりの急反発、一時14%高の 186万円に。東証マザーズ上昇率で4位。高単価の広告が伸びていることを背景 に、07年3月期の経常利益を従来の17億1900万円から21億円(前期比2.3 倍)に増額修正。上場来安値圏で推移していた中で、業績面の好材料に反応。

医薬品株:武田薬品工業(4502)が1.4%安の7850円、アステラス製薬 (4503)が1.9%安の5230円と反落。日本経済新聞朝刊が1面で、「海外新薬 1年半で承認」と題した記事を掲載したため、海外メガファーマ(巨大製薬企 業)の日本での存在感が一段と増すと警戒された。

アロカ(7704):1.1%高の1355円と4連騰、一時は5.2%高の1410円に。 ユーロ高で輸出企業の海外収益の向上が予想される中、アロカは西ヨーロッパ向 けが27%を占め、会社計画の上振れは必至との見方が広がった。内視鏡の需要 拡大で同社の超音波診断装置も伸びるとみられ、中長期的な業容拡大期待が強い。

アイティメディア(2148):東証マザーズに新規上場。公募価格45万円に 対し、初値は23万円(51%)高の68万円。高い知名度を武器に今後も安定した 成長が期待できるとの見方や、類似企業との比較から買いが優勢に。同社の大槻 利樹社長はブルームバーグ・テレビに出演し、「ITに特化した分野で圧倒的ナ ンバーワンになっていく。今後は付加価値の高い広告商品をより伸ばしていきた い」と発言。終値は60万7000円。

パシフィックシステム(3847):システムインテグレーション(SI)事業 を主力とし、ジャスダック市場に新規上場。初値は3000円で、公募価格の1900 円を58%上回った。製造業や金融機関などが情報化投資に前向きなため、事業 環境が良好とみた向きから買いが入った。終値は2410円。

ホリイフードサービス(3077):ジャスダックに新規上場し、初値は1201 円で公開価格比9.2%高。市場では、「三光マーケティングフーズなど他の外食 企業と比較したPERが低いことや、公開株数の少なさといった需給面に着目し た買いが入った」(SBI証券の藤井知明次長)との声も。同社は茨城県に本社 を置き、居酒屋「村さ来」などをフランチャイズ展開。終値は1051円。

テルモ(4543):1.3%安の4670円と反落。19日付の日本経済新聞朝刊は、 海外で利益率の高いカテーテルの好調が続くことなどから、08年3月期連結経 常利益が前期推定比7%増の630億円程度になりそうと報道。7期連続で経常最 高益を更新する見通しながら、ブルームバーグ・プロフェショナルがまとめたア ナリスト10人の平均値671億円には届かず。

イオン(8267):取引開始直後に0.5%高の場面があったが、終値は0.7% 安の2195円。中国の北京に全額出資子会社を設立し、08年夏をめどに大型ショ ッピングセンターを出店すると発表。5年以内に中国で、現在の約5倍に相当す る約100店の店舗網を構築する。

日本碍子(5333):0.2%高の2805円と5連騰。一時2860円と、連日で上 場来高値に。欧州を主要販売先とするDPF(ディーゼル車用排ガス浄化装置) 事業が今後も成長していくとの見方が多いところに、従来は足を引っ張ってきた NAS電池(大型電力貯蔵装置の一種)が風力発電などで採用されており、今後 も高成長が可能とみられている。

アイティフォー(4743):ストップ高水準となる19.6%高の610円で、東 証1部の上昇率1位。19日付の日本経済新聞朝刊は、07年3月期の単独経常利 益が前の期に比べて23%増の15億5000万円前後となり、最高益を更新すると 報道。銀行やカード会社向けの債権管理ソフトなどが好調だったという。

メディカル一光(3353):一時5.2%高の30万6000円まで上昇。ハウス食 品やイオンに対する第三者割当1200株(1株当たり30万円)の実施を発表。 100%子会社で有料老人ホームの運営を開始しており、今後3年間でグループ合 計20施設を開設。調達資金は調剤薬局事業の出店資金に加え、老人ホームの建 設資金に充てる。08年2月期の連結業績計画は9.3%増収、経常2.5%増益。

応用医学研究所(2123):一時2.6%安の930円まで下げるが、終値は

0.5%高の960円。07年9月期中間期の経常利益は前年同期比15%減の1億 2200万円と従来予想の1億8900万円から下振れ。受託試験のうち、既契約案件 や新規予定案件の一部で、試験開始の遅延や中止が発生。ただ、下期にずれ込む 案件などが予定され、通期業績は変更せず。

BMB(9841):1.5%高の468円と反発。07年8月期中間決算は売上高が 前年同期比6.7%増、経常利益が13.4%増の24億4500万円。UGAシリーズの カラオケ機器販売が好調、店舗のスクラップ&ビルドで店舗効率も高めた。

ダイダン(1980):4%高の736円と連騰。07年3月期連結経常利益を2 億5000万円から7億円(前期は7億1300万円の赤字)に増額。工事原価の低減、 円安による為替差益、有価証券売却益などが従来予想を上回ったため。

アルゼ(6425):終値は0.7%安ながら、52週高値の4420円付近でもみ合 った。マカオのカジノ収入が過去最高になったとの報道が伝わる中、カジノ事業 で提携する米ウィンリゾーツ社がマカオのカジノ施設を7月までに拡張する方針 を示しており、遊技機器の納入などで同社も恩恵を受けると期待されている。

井村屋製菓(2209):1.6%安の545円と3連敗。07年3月期の経常損益は 1億6000万円の黒字から、4億4700万円の赤字(前期実績は7億4600万円の 黒字)に転落。記録的な暖冬により、ウエートの大きい「肉まん・あんまん類」 の1-3月期売り上げが前年同期比14%減となるなど不振。

NJK(9748):6.3%高の423円と急伸。07年3月期連結売上高は従来予 想を0.4%下回るなどほぼ横ばいながら、経常利益は7億9000万円から10億 6300万円(前期比51%増)へと大幅に増額。ネットワーク機器やシステム商品 販売の利益率が向上したことや販管費の圧縮が寄与した。

日本エル・シー・エー(4798):28%高の226円と3連騰。4月16日の取 締役会で決議した都市綜研インベストバンクへの第三者割当による新株予約権の 発行を中止すると発表。本件での払込金額を無償にすることが有利発行にあたる のではないか、との疑義が決議後に生じたため。

バンダイナムコホールディングス(7832):一時2.4%高の1965円まで上 昇。期末にかけて発売した携帯ゲーム機向けソフトが好調に推移したことなどか ら、前期純利益は従来計画から上振れ、発行済み株式総数の1.92%に当たる500 万株を上限に自社株買いの実施を発表するも、終値は0.2%安の1915円と伸び 悩み。同時に公表された08年3月期の営業利益は450億円で、メリルリンチ日 本証券によると、中期計画としては当初の550億円から2度目の下方修正という。

ビジネスブレイン太田昭和(9658):2.2%高の702円と反発。07年3月期 連結業績を増額し、売上高は前期比17%増の155億100万円(従来予想150億 円)、経常利益は同33%増の9億7100万円(同7億3500万円)に。第4四半 期(1-3月)においてプロジェクト利益率が改善し、売上総利益が増加した。

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