4月の英失業者数:前月比9200人減少-平均所得の伸びが加速

英政府統計局(ONS)が18日発表した3 月の失業統計(季節調整済み)によると、失業者数は失業手当申請ベースで前月 比9200人減と、約1年ぶりの最低水準となった。2月は3100人減(改定値)だ った。2006年12月-2007年2月期のボーナスを含む平均所得は前年同期比

4.6%増と、2006年11月-2007年1月期の同4.2%増を上回り、2004年以来の 高水準となった。このデータを受けて、イングランド銀行による再利上げの可能 性が高まった。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト29人の調査中央値では 3月の失業者数は5000人減と見込まれていた。失業率は2.9%と、前月から変 わらず。エコノミスト予想は同じく2.9%だった。

雇用統計の発表後、ポンドは一時、1981年6月以来の高値を付けた。17日 発表の3月の英消費者物価指数(HICP)が予想以上の伸びとなったことと、 平均所得の伸び加速を受けて、年内に2回以上の利上げが実施されるとのエコノ ミストの見方が強まった。イングランド銀行が18日に公表した4月の金融政策 委員会(MPC)議事録で、利上げを主張した委員が2人いたことが明らかにな った。

スタンダード・チャータード銀行(ロンドン)のエコノミスト、ギャビン・ レッドクナップ氏は、「5月の利上げはほとんど確実だ」と指摘。「平均所得が 上昇しているという事実は明らかに懸念材料だ」と説明した。

英政府統計局(ONS)が17日発表した3月の英消費者物価指数(HIC P)は前年同月比3.1%上昇と、インフレ目安の2%を1ポイント以上上回る予 想以上の高水準となった。

イングランド銀行のキング総裁は17日、同中銀は来月にもう一度、HIC Pをより詳細に調べると述べた。投資家は、来月に5.5%への利上げが実施され ると見込んでいる。

ポンドは18日、1ポンド=2.0120ドルと、1カ月前の同1.9422ドルから 上昇している。18日の金利先物(6月限)のインプライド金利は、ロンドン時 間午前9時40分(日本時間午後5時40分)現在、5.82%。17日は9ベーシス ポイント(bp:1bp=0.01%)上昇した。

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