欧州委アルムニア委員:ユーロ圏の金融環境は引き続き非常に良好

欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委 員会のアルムニア委員(経済・通貨担当)は17日、ニューヨークでの講演原稿で、 ユーロ圏の金融政策について、以下の通り発言した。

○欧州の経済と金融政策について:

「ユーロ圏諸国の各中央銀行が段階的に流動性を吸い上げた時期に、欧州の 経済は回復した。非常に低い短期金利が数年続いた後で、金融政策スタンスの正常 化がインフレ圧力を抑制し続けるために必要だ」

「それにもかかわらず、歴史的水準からみて通貨および金融環境は非常に良 好に維持されており、資産市場は総じて上向きにある」

○欧州経済の見通しについて:

「2007年はこれまでのところ欧州経済は引き続き力強い」

経済見通しは「下向きリスクがないわけではない」とし、米国の「最近の経 済指標は完全に安心できるものではない。最近の株式市場の乱高下は、意に沿わな い経済ニュースに対して投資家が敏感となっていることを示すものだ。それにもか かわらず、世界経済と金融環境、そして欧州の経済回復が持続するという見通しに ついて、私は依然として強気だ」

「失業率が約10年ぶりの低水準まで低下するなど持続的な労働市場の改善に より、投資が急増し個人消費が回復するなか、欧州圏内の需要は急速に高まった。 もちろん、欧州内の経済活動は、中国をはじめとするアジア新興市場諸国の高い成 長率の継続と予想よりもゆっくりとした米景気減速に下支えされている」

○欧州の金融統合について:

「EU加盟諸国の金融システムは国家レベルでは効果的に機能している。問題 なのは、それぞれの国の金融システムが効果的に統合されておらず、EU経済の機 会費用を作り出していることだ」

「統合はまったく違う分野をまたいで不規則に進行している」

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