ウォール街でオバマ氏優勢、NY地盤のクリントン氏ら上回る資金集め

2008年の米大統領選挙で民主党から出馬を 目指すオバマ上院議員(イリノイ州)は、ウォール街の大手投資銀行関係者か らの資金集めで、ニューヨークを地盤とするクリントン上院議員(ニューヨー ク州)やジュリアーニ前ニューヨーク市長よりも優勢となっている。

連邦選挙管理委員会(FEC)への報告によると、オバマ氏は1-3月(第 1四半期)に金融機関従業員から合計47万9209ドル(約5720万円)を集めた。 これは、共和党のジュリアーニ氏の47万3442ドルや、民主党のクリントン上 院議員の44万7625ドルを上回る。これらの数値は、献金者の勤務先別にまと めたもので、名前が不完全なものもある。

ゴールドマン・サックス・グループとUBSの従業員のオバマ氏への献金 額は合計26万ドル余り。オバマ氏の資金集めの代表者らには、ゴールドマンの マネジング・ディレクター、デービッド・ヘラー氏やUBSアメリカのロバー ト・ウルフ最高経営責任者(CEO)が名を連ねている。ヘラー、ウォルフ両 氏のコメントは得られていない。

13億ドル規模のファンド・オブ・ファンズを運用するトーリー・アソシエ ーツの会長兼CEOで、オバマ氏の資金集めに携わるジェームズ・トーリー氏 は「献金を要請して快諾してもらえる確率がこれほど高かったことはこれまで なかった」と述べ、「金融機関に1-3人の熱狂的な後援者がいると、社内の ほかの人も追随する」と指摘した。

金融機関関係者の献金額には、ゴールドマンやUBSのほか、ベアー・ス ターンズやシティグループ、クレディ・スイス・グループ、ドイツ銀行、JP モルガン・チェース、リーマン・ブラザーズ・ホールディングス、メリルリン チ、モルガン・スタンレーの従業員も含まれている。

共和党でジュリアーニ氏のライバルであるロムニー前マサチューセッツ州 知事は金融機関から38万2000ドルを集めた。マケイン上院議員(アリゾナ州) は21万3660ドルだった。ヘッジファンド会社上位10社とプライベート・エク イティ(PE、未公開株)投資会社上位10社からの献金を含めると、知事就任 前に財界で人脈を築いていたロムニー氏が健闘した。ロムニー氏はボストンの 投資会社ベイン・キャピタルの元CEOで、同社従業員は7万9400ドルを献金 した。

オバマ氏もPE業界から資金を集めており、ニューヨークに本拠を置くブ ラックストーン・グループやワシントンに本拠を置くカーライル・グループの 従業員から合計3万5000ドルの献金を受けた。

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