三菱Uニコスが続落、利息返還請求に伴う引当金上乗せ-前期赤字拡大

三菱UFJニコスの株価が3日続落。旧 UFJニコスの07年3月期業績について、利息返還請求に備えた貸倒引当金 などを積み増してこれまでの計画よりも赤字幅が拡大する見通しと13日に発 表。これで3度目の業績下方修正となり、業績悪化に対する警戒感とともに、 会社側が発表する業績予想に対する不信感も高まった。午前終値は前週末比14 円(3.6%)安の372円で、東京証券取引所1部の下落率28位。

前期の連結純損失は1月29日時点の計画420億円より100億円多い520 億円になったもよう。経常利益も340億円から205億円に下方修正した。直近 までの利息返還請求の状況を反映して、貸倒引当金や利息返還損失引当金の見 積り額と期間を見直して積み増すことにした。

業績予想の修正を受けてゴールドマン・サックス証券は13日、目標株価 を570円から380円に引き下げた。山中威人アナリストは、「足元の利息返還 費用の増加トレンドは業界全体に進んでいる。問題は、三菱UFJニコスの見 込み額が保守的でなかったこと。会社予想に対する信頼度を低めたと考えられ る」との見方を、投資リポートのなかで示している。

この日は、クレディセゾンやイオンクレジットサービス、オーエムシーカ ードなどその他金融株が総じて下落。東証1部その他金融指数は1.4%安

970.62ポイントと、33ある業種別指数の中で下落率1位。過払い返還額の増 加には企業間で格差があるため、実際の利益への影響は見積もり方によるもの の、山中氏は「現時点で市場は負担の企業間格差を無視する傾向があり、他社 の株価にもネガティブに働く可能性がある」ことを指摘していた。

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