独立ブローカーの貸し込みがサブプライム危機の根源-ヘッジファンド

ヘッジファンドのエリントン・マネジメン ト・グループの投資責任者、マーク・テコッツィ氏は16日のインタビューで、 独立系のブローカーが融資基準を満たさないような借り手に貸し付けたサブプ ライム住宅ローンを証券会社に売却した結果、これらのローン債権に基づいた 債券の保有者が損失を被ることになるだろうとの考えを示した。

同氏はブルームバーグのニューヨーク本社で開催のサブプライム住宅ロー ンに関するパネルディスカッションの前にインタビューに答えた。同氏による と、サブプライム住宅ローンの借り手の50%超は銀行との付き合いがなく、独 立系の住宅ローンブローカーを利用している。これらのブローカーの多くは無 免許だという。

テコッツィ氏は「多くの市場がそうだが、この市場は特に、借り手が求め るものと投資家が求めるものを出会わせるための十字路として存在している」 と話した。運用資産40億ドル(約4800億円)の同氏のファンドは10年余りに、 住宅ローン担保証券(MBS)投資を目的に設立された。

テコッツィ氏は「ウォール街の証券会社が不正や悪徳融資を知った上で債 権を購入したわけではないだろう」と話し、「知識のない借り手が無免許のブ ローカーのところを訪れ、ブローカーは自社で処理できないほどの借り手に貸 してしまったのだろう」と述べた。

また、債券ファンド最大手、米パシフィック・インベストメント・マネジ メント(PIMCO)の住宅ローン・資産担保証券責任者、スコット・サイモ ン氏は別のインタビューで、「恐ろしいのは、住宅ローン市場の多くの部分が、 借りるべきでなかった借り手によって占められていることだ」と述べた。同氏 は、「その結果、借り手は返済に行き詰まった」として、「融資基準が引き締 められるに伴い、100万件の差し押さえが発生する可能性すらある」と話した。

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