円見通し:対ユーロ上昇へ、外国人の日本投資が拡大‐ゴールドマン

米証券ゴールドマン・サックス・グルー プのエコノミスト、トマス・ストルパー氏(英ロンドン在勤)は、海外投資家 が日本の金融資産の保有を拡大し、円に対する需要が高まる可能性があるとし て、円は対ユーロで最安値から値を戻すとの見通しを示した。

同氏によると円は、今後3カ月以内にユーロに対し155円30銭まで上 昇する見込みだ。16日のニューヨーク外国為替市場で円は午後1時1分現在、 1ユーロ=162円30銭となっている。

ストルパー氏は、「強力な資本流入が円を押し上げるだろう」と語る。

先週末の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で円安是正が十分に言 及されなかったことから、G7の共同声明を理由にした円キャリー取引の解消 が進むとの懸念は緩和され、16日の外国為替市場では円がユーロに対し最安 値を更新する場面もあった。

ストルパー氏は、「投資家は相当なキャリー取引を実施してきたので、ど こかの段階では、キャリー取引の拡大を警戒するようになるだろう」語った。

東京証券取引所によると、海外投資家による日本株の買い越し額は4月6 日までの1週間で4868億円だった。

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