IMFアジア太平洋局長:円はより強い通貨に、デフレのリスクは残る

国際通貨基金(IMF)アジア太平洋局長 のデービッド・バートン局長とスティーブン・ダナウェイ次長は13日、ワシン トンで記者会見し、円や人民元について以下の通りコメントした。

◎日本のリスクについて:

「日本の景気回復が腰折れし、デフレに戻るようなことになれば、日本だけ でなく世界経済にとって非常に悪い状況になる。可能性が非常に高いとは思わな いが、リスクは否定できない。このリスクを警戒する必要がある」(バートン局 長)

◎円相場について:

「日本やその他地域の貯蓄や投資のトレンドを考慮すると、金融政策が正常 化されれば円は中期的により強い通貨となるだろう」(バートン局長)

「日本は外国為替市場での介入を実施していない」「従って相場は完全に市 場が決定している」(バートン局長)

◎中国経済の課題について:

「信用と投資の伸びが行き過ぎると、いずれは不良債権という形で銀行シス テムに影響を及ぼしかねない。この伸びを抑えることは中国のマクロ経済政策が 直面する課題だ。こうしたマクロ経済の調整を実現するためには柔軟性が必要と される」(ダナウェイ次長)

「人民元の上昇加速が適切だとの認識が示されている。これは中国の利益に も最もかなうものだ」(ダナウェイ次長)

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