米ダウ・ケミカル、元CFOなど幹部2人解雇―無断で身売り交渉

米化学最大手のダウ・ケミカルは 12日、無断で身売り交渉を進めたとして幹部2人を解雇したと発表。3 カ月に及ぶ身売り観測が一段と強まった。

発表資料によると、元最高財務責任者(CFO)で現取締役のペド ロ・ラインハード氏とロミオ・クラインバーグ執行副社長が「非常に不適 切な事業活動に従事した」という。クラインバーグ氏は「根拠がない」と 否定している。

ダウ・ケミカル株は身売り観測から大幅高となった。一方、アンドル ー・リベリス最高経営責任者(CEO)は独立を維持する考えを表明した。 クラインバーグ氏はリベリス氏ら幹部に会い、銀行と外国政府に身売りを 画策したとして非難されたことを明らかにした。

ダウ・ケミカルによると、10日に「不適切な活動」が発覚し、役員 会が12日朝に解雇を決定した。同社の広報担当者、クリス・ハントレー 氏によると、ラインハード氏は株主総会の投票まで取締役にとどまる。

12日のダウ株は前日91セント(2%)の46ドルで取引を終えた。

9日にダウ株は4.9%上昇した。英サンデー・エクスプレス紙が米 国の買収ファンドと中東の投資家が少なくとも500億ドルの株式公開買 い付け(TOB)を仕掛ける用意をしていると報じたことがきっかけ。3 月15日にはインドの化学大手リライアンス・インダストリーズと合併す るとの憶測が流れ、5.6%高になっていた。

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