ウィズがストップ安売り気配、業績予想を減額-たまごっち成長せず

玩具を設計するウィズの株価がストップ安 (制限値幅いっぱいの下落)売り気配のまま、値が付かずに午前の取引を終了 した。携帯型電子ペット育成ゲームのたまごっちの販売が落ち込んだことで、 今期業績予想を下方修正した。予想以上に大幅な減額修正だったことから、収 益回復に時間がかかるとの見方が広がった。

気配値は前日終値を4万円(17%)下回る19万7000円。気配値ながら、 3月5日に付けた上場来安値20万3000円を下回っている。差し引きの売り注 文は1640株。市場では、「修正幅が大きく、たまごっちショックが広がった格 好」(リテラ・クレア証券の井原翼・情報部長)との指摘が聞かれた。

ウィズは11日、2007年5月期の連結売上高予想を65億円から43億円に減 額した。同社の横井憲治・取締役は、「クリスマス商戦のたまごっちの新シリ ーズが売れなかった」と語り、製品の販売が8億円計画を下回ったことを明ら かにした。さらに、「デジモンセイバーズ」のテレビ放映の中止により、関連 グッズの売上も伸び悩んだ。オリジナル商品の販売時期が遅れたことも響く。

販売費・一般管理費が約3億円膨らむため、経常利益は従来予想の12億円 から2億7000万円へと75%下方修正、純利益も同6億7000万円から1億9000 万円に減額した。

「たまごっち」は1996年11月、携帯ゲームの中で架空のペットを卵から 育てるという内容の斬新さが若者を中心に受け、売り切れ店が続出するなどブ ームを巻き起こした。累計販売個数は4000万個に達した。04年3月に「たまご っちプラス」として復活。「おでんくんのたまごっち」など様々な種類があり、 最近では今年1月20日に「恋するたまごっちゅ」を発売した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE